勝利遠ざかる川崎、指揮官の挙げた要因「今の順位が選手のプレッシャーになっているのかも」
東京Vは6戦負けなし
川崎フロンターレは4月20日、J1リーグ第9節で東京ヴェルディと対戦。ホームの決戦で0-0と引き分けた。鬼木達監督は「自分たちのミスから多くのチャンスを与えた」と前半上手くいかなかった点を反省しつつ、プレーの「質」にフォーカスを当てた。
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前半はポゼッション率を高めた川崎がボールを握るものの、シュートチャンスはアウェーの東京Vが勝る。一方の川崎は後半開始からまもなく、川崎FWマルシーニョが左からスピードを生かして抜け出す。GKと1対1を迎えるも、右足のシュートは無情にも枠の外を通過した。
川崎は後半19分に2枚替え。マルシーニョに代えてFW遠野大弥、FWエリソンと入れ替わりでFW小林悠も加える。同25分にはその遠野がドリブルでエリア内へ侵入。相手との接触で倒れるも、笠原寛貴レフェリーの判断はノーファウルだった。
後半27分にも、鬼木監督は交代枠を2枚使用。DFファンウェルメスケルケン際、FW山田新を下げてMF瀬古樹と家長昭博の2人を投入する。同39分には脇坂と入れ替わりで怪我明けのFWバフェティンビ・ゴミスを投入。お互いにゴールに迫るシーンがあったものの、90分間ネットを揺らす音はなく0-0のまま試合は終了した。
フラッシュインタビューに登場した鬼木監督は「前半(自分たちの)時間を作れる場面が少なかった」と振り返る。「思い切りのところ、質のところで勝たないと得点は生まれない」と4戦ノーゴールで勝利から遠ざかる現状を分析する。
また「今の順位が選手のプレッシャーになっているのかもしれない」と16位に沈むチーム状況の影響について触れ「そういったなかでも、選手が質を出せるようなメンタルにさせてあげなければ。それが自分の仕事かなと思う」と選手をマネジメントするうえでの自身の役割を改めて再認識していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)