「レッドでもいい」 日本がラフプレー被害続出、元J選手が苦言「タクティカルじゃない、暴力」

試合が進むにつれてUAEのラフプレーが増加【写真:Getty Images】
試合が進むにつれてUAEのラフプレーが増加【写真:Getty Images】

試合が進むにつれてUAEのラフプレーが増えている

 U-23日本代表は現地時間4月19日、パリ五輪最終予選を兼ねたU-23アジアカップのグループリーグ第2戦でUAE(アラブ首長国連邦)と対戦。試合が進むにつれて、ラフプレーの目立つUAEへ元Jリーガーも苦言を呈している。

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 今大会はカタールで開催され、16チームを4組に分けたグループリーグを実施して各組の2位以上が準々決勝に進出する。パリ五輪へは3位以内のチームが出場権を獲得し、4位のチームはギニアとの大陸間プレーオフに回る。

 第1戦で中国に1-0で勝利した日本。UAE戦では前半27分、DF木村誠二の打点の高いヘディング弾で先制する。後半に入ると、UAE側のファウルが目立つようになる。極めつけは同23分、ドリブルでボールを運ぶMF荒木遼太郎へうしろからDFハミス・アル・マンスーリが遅れる形でスライディングタックル。危険な接触で主審はイエローカードを提示した。

 スポーツチャンネル「DAZN」で解説を務めた元Jリーガーの林陵平氏は「レッドでもいい。タクティカルじゃない、暴力」と糾弾。「ラフプレーが本当に増えている。怪我しないでほしい」と心配の声を上げた。

 またその5分後には、MF山本理仁がUAEキャプテンMFアブドゥラ・ハマドに足裏で踏まれるシーンも。この場面ではカードが出ず、たまらず林氏も「アブドゥラ・ハマド悪いですね。足裏で踏んだら一発退場ですよね」と苦言を発した。

 アブドゥラ・ハマドは前半アディショナルタイム、日本がボールをPKスポットへセットする前に芝を削るシーンが中継で捉えられていた。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入でPKは取り消されているが、反スポーツ的行為に加え、ラフプレーの片鱗も見せたアブドゥラ・ハマドに厳しい指摘が上がっている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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