本田とミランの冷え切った関係… 7戦連続出番なし、劇的勝利後は歓喜の輪に入らず
退場者2人を出すなかでの勝利に歓喜爆発も、本田は一人ピッチを後に…
ACミランの日本代表FW本田圭佑は、チームとの関係が完全に壊れてしまったのだろうか。現地時間8日の敵地ボローニャ戦で、ミランは後半9分までに2人の退場者を出す苦しい展開のなか、土壇場の同44分に劇的な決勝ゴールを決めて1-0で勝利した。しかし試合終了後、リーグ戦で7試合連続の出番なしに終わった本田は、ピッチ上で歓喜に沸くチームとは完全に別行動を取った。
ミランにとっては、あまりにも苦しい試合展開だった。前半30分過ぎにDFアレッシオ・ロマニョーリが負傷交代を余儀なくされ、同36分にDFガブリエル・パレッタ、後半9分にMFユライ・クツカが2枚目のイエローカードを受けて退場処分になった。クツカの退場後に3人目の交代選手としてピッチに投入されたMFアンドレア・ポーリも、相手選手との接触で足を痛め、満足に走れない状況だった。
そんななかでもミランは無失点で耐え、試合終了間際の後半44分にMFマリオ・パサリッチが決勝ゴールを決めた。リーグ戦の連敗を「3」でストップさせる劇的な勝利に、ベンチからはヴィンチェンツォ・モンテッラ監督だけでなく交代で退いた選手たちや控え選手、スタッフも飛び出してアウェーに駆けつけたサポーターと喜びを分かち合った。
しかし、そんな歓喜を爆発させるチームをよそに、背番号10の本田はその輪に加わることもなく、敗戦したボローニャの選手たちに紛れるようにピッチを後にした。うつむき加減に、喜びを表現するチームメートたちに興味を示す様子もなく歩き去った。ミランの選手たちのテンションを見れば信じがたい光景だった。
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