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2枚目の警告も退場なしで「大混乱」 欧州カップ戦“珍場面”に英注目「知られていないルール」
アストン・ビラがPK戦の末に準決勝進出
イングランド1部アストン・ビラは現地時間4月18日、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ準々決勝第2戦でフランス1部リールと対戦。1-2で合計スコア3-3となり、PK戦の末に4-3でアストン・ビラが準決勝へと駒を進めた。そんななか、アルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスが試合中に2枚目のイエローカードを受けるも退場にならない“PK戦の特殊ルール”適用による珍場面が生まれた。
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ホームで行われた第1戦では2-1で勝利したアストン・ビラだったが、敵地での第2戦では前半15分、後半27分と立て続けに失点を喫し、合計スコアで逆転される展開に。それでも同42分にDFマティ・キッシュが同点弾を奪い、合計スコア3-3となり、延長戦の末に、PK戦に突入。マルティネスが2本を止める活躍を披露し、4-3でアストン・ビラが準決勝進出を果たした。
そんななか、珍場面が生まれた。マルティネスが頻繁に相手キッカーや相手サポーターに向かって挑発的なジェスチャーを行っていたところ、主審がイエローカードを提示。前半38分にもイエローカードを受けていたことから、2枚目となったが、退場処分とはならず、その後もゴールマウスを守り、勝利の立役者となった。英紙「ザ・サン」は「大混乱のシーンを迎え、ファンは困惑したままだった。審判がミスを犯したと確信していた」と取り上げ、PK戦ならではの特殊ルールに注目している。
国際規則には、延長戦を含む試合中に出されたイエローカードは、PK戦には持ち込まれないルールが掲載されているため、今回の場合でいえばマルティネスが受けた2枚目のイエローカードは、PK戦における“1枚目”のため、退場処分にはならなかったことになる。記事では「延長終了時点でイエローカードが抹消となるのは、あまり知られていないルールだ」と、PK戦ならではの特殊ルールがサポーターの混乱を招いた経緯に触れていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)