モドリッチPK失敗直後に「IQ1000の行動に出た」 “心理戦”に英注目「ミスを誘発した」
レアルがシティをPK戦で撃破し、準決勝に進出
スペイン1部レアル・マドリードは現地時間4月17日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦でマンチェスター・シティと対戦し、1-1と引き分けた。合計スコア4-4で迎えたPK戦の末、レアルが競り勝ち、準決勝進出を果たした。そんななか、英メディアは「モドリッチがPKを外した直後、IQ1000の行動に出た」と、1人目のキッカーを務めたモドリッチがPKを外した直後に見せた行動が「重要な役割を果たした」と取り上げている。
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ホームで行われた第1戦では3-3と引き分けたなか、敵地での第2戦でレアルは前半12分、FWヴィニシウス・ジュニオールのクロスに走り込んだFWロドリゴがダイレクトでシュート。一度は相手GKエデルソンに弾かれるも、こぼれ球を確実に押し込んで先制点を奪った。しかし後半31分、自陣のペナルティーエリア内でDFアントニオ・リュディガーがクリアミスすると、相手MFケビン・デ・ブライネにシュートを打ち込まれ、同点弾を許す。
シティの猛攻をレアルが耐え凌ぐ展開が続くなか、延長戦に入ってもスコアは動くことなく、合計スコア4-4でPK戦に突入。1人目のキッカーを務めたモドリッチがエデルソンに阻止されるも、シティ側の2人目のキッカーを務めた相手MFベルナルド・シルバが判断ミスを犯す。正面に向かって緩やかなパネンカキックを放ったが、その場を動かなかったGKルニンがあっさりとキャッチした。これでリズムが崩れたのか、3人目の相手MFマテオ・コバチッチも外し、残り全員成功させたレアルが準決勝進出を掴み取った。
そんななか、英メディア「スポーツ・バイブル」は「モドリッチがPKを外した直後、IQ1000の行動に出たとファンは考えている」と取り上げ、PKを外した直後のモドリッチの行動に注目している。モドリッチはエデルソンに弾かれた際、目の前に転がってきたボールをスタンドに向かって大きく蹴り上げ、悔しい様子を見せていたが、「このモドリッチの行動が重要な役割を果たしたと確信している」と言及している。
次のキッカーを務めるシルバがペナルティースポットに辿り着いた時、ボールをスタンドから回収するまでに数十秒の時間を要することになったが、この一連の流れを受け、「シルバのミスを誘発した一因となったとファンは信じている」と指摘。SNS上の声も紹介しており、「外した自分に何ができるのかを彼は考えていた」「スタンドにボールを蹴り込むモドリッチの判断が、シウバの妨害となった」「これは心理戦だった」と、シウバを迷わせる時間を意図的に生み出したのではないかと考察されていた。
スタンドにボールを蹴り込んだ意図の真偽は不明だが、結果的にPKを外した直後のモドリッチの行動が、技巧派のシルバから“シンプルに蹴り込む”判断を除外させたことになるのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)