遠藤航らは「大成功のデビュー」も…リバプール新加入MFの試練を現地指摘「本当に苦労」
今季加入したフラーフェンベルフの現在地
イングランド1部リバプールは一時首位に立つ快進撃を見せていたなか、直近のリーグ2試合で急ブレーキがかかり、首位陥落。4年振りのプレミアリーグ制覇に黄色信号が灯っている。そんななか、現地メディアは「フラーフェンベルフ、リバプールでの苦境」と取り上げ、今季加入したMFライアン・フラーフェンベルフにスポットライトを当てている。
リバプールは開幕からスタートダッシュに成功し、終盤戦に差し掛かる段階で首位を快走していた。しかし、第32節マンチェスター・ユナイテッド戦では試合内容で圧倒したものの、2-2の引き分けにとどまると、第33節クリスタル・パレス戦では、5試合勝ち星のなかった相手に0-1と、アンフィールドで2年振りの敗戦。順位を3位まで落とし、ユルゲン・クロップ監督のラストシーズンでのリーグ優勝は厳しい状況となっている。
失速には様々な理由が挙げられているが、中盤で主軸を担うMFアレクシス・マック・アリスターとMF遠藤航の過労によるパフォーマンスの低下も指摘されている。そんななかで現地メディア「ANFIELD INDEX」が注目しているのは、過密日程のなかで中盤のローテーションに組み込むことのできていない新加入のフラーフェンベルフの存在だ。
今季開幕前にMFジョーダン・ヘンダーソン、MFファビーニョ、MFジェームズ・ミルナー、MFナビ・ケイタ、MFアレックス・オックスレイド=チェンバレンらが退団。中盤の大刷新が必須となったなか、新たに加わったマック・アリスター、遠藤、MFドミニク・ソボスライを「いずれもアンフィールドで大成功のデビューシーズンだったが…」と前置きしつつ、フラーフェンベルフに関しては「彼らと同レベルのパフォーマンスを発揮するのに本当に苦労している」と指摘している。
記事では「フラーフェンベルフは昨季に契約した4選手のなかで最年少の21歳だ。そうはいっても、アリスターやソボスライよりわずかに若いだけだ。しかし、彼のプレーは他の中盤選手に比べて未熟そのものだ」と酷評した一方、「間違いなく高いポテンシャルは秘めており、理想的なフィジカルと体格を備えている」と、今後の適応に期待を寄せている。リバプールがここから奇跡の逆転優勝を成し遂げるには、フラーフェンベルフの活躍が不可欠なのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)