クロップ監督が「戦術を解放」? 遠藤ポジションの秘策を英指摘「オプション浮かんでいるかも」
アーノルドの中盤起用を英指摘
イングランド1部リバプールは現地時間4月14日のプレミアリーグ第33節でクリスタル・パレスに0-1で敗戦。公式戦3試合連続で勝利を逃し、痛恨の足踏みとなった。巻き返しを図るなかで、英メディア「Liverpool World」はユルゲン・クロップ監督が日本代表MF遠藤航のプレーする“6番”のポジションに秘策を用意しているのではと展望を報じている。
4月5日の第31節シェフィールド・ユナイテッド戦に3-1で勝利したリバプールだが、続く7日の第32節マンチェスター・ユナイテッド戦は2-2のドロー。すると12日にUEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝第1戦のアタランタ戦、14日のクリスタル・パレス戦とそれまで今季無敗だった本拠地アンフィールドでまさかの連敗を喫した。
第1戦を0-3で落としたELは準決勝進出が厳しい状況に追い込まれ、プレミアリーグでは首位マンチェスター・シティと2ポイント差の3位に転落。そうしたなかで、英メディア「Liverpool World」は「ユルゲン・クロップはこの6年間実行してこなかった戦術を解放することを検討しているかもしれない」とレポート。連戦で疲労の色が見て取れる中盤のMFアレクシス・マック・アリスターや遠藤の負担を軽減すべく、長期離脱からの完全復活が近づくイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドの中盤起用の可能性に言及していた。
「リバプールはクリスタル・パレス戦の後半にいくつかのチャンスを逃したが、クリエイティビティーが少し足りていなかった。マック・アリスターはこの数週間レッズのベストプレーヤーだったが、この数試合は決定打に欠けているし、遠藤は疲れ果てている。だが、クロップ監督の前には新たな6番のオプションが浮かんでいるかもしれない」
正確無比なキックを武器に、超攻撃的な右サイドバックとして活躍してきたアレクサンダー=アーノルドだが、最近は流れのなかで中盤にポジションを上げ、中央からゲームメイクすることも増えてきた。イングランド代表ではMFとして先発起用もされている。プレミアリーグでMFとして先発したのは2018年に1試合あっただけだというが、遠藤やマック・アリスターが精彩を欠いている現状で新たなオプションにとして採用される可能性があるようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)