浦和が西野TDの退任発表 クラブOB堀之内聖氏がSD就任「強くて魅力あるチーム作りに全力を」

浦和の体制変更が発表【写真:徳原隆元】
浦和の体制変更が発表【写真:徳原隆元】

クラブが公式発表

 浦和レッズは4月15日、西野努テクニカルダイレクター(TD)の退任を発表。後任の強化責任者として、堀之内聖氏がスポーツダイレクター(SD)に就任することも合わせて発表した。

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 浦和は2019年末に強化体制を一新し、フットボール本部を設立。SDはトップチームの強化責任者を務め、TDがそれを補佐する体制としていた。現役時代に浦和でのプレー経験を持つ西野氏は、その発足時にTDへと就任していた。

 昨季限りで土田尚史SDが退任したことに伴い、今季はSDが空位のままとなり西野氏がTDの肩書のままトップチームの強化責任者となっていた。西野氏については一部では横浜F・マリノスの強化担当部門への”移籍”が報じられていたが、今回の発表では退任後の去就については明らかにされていない。

 トップチームの強化責任者としては後任となる堀之内SDは浦和のホームタウンである旧浦和市の出身で、東京学芸大学でのプレー時にはユニバーシアード日本代表でも活躍。卒業後に浦和へ02年に入団すると最終ラインやボランチで堅実なプレーを見せてリーグ優勝などのタイトル獲得に貢献し、13年にモンテディオ山形でのプレーを最後に引退すると、浦和へクラブスタッフとして復帰。近年は強化部門を担当していた。堀之内氏は浦和レッドダイヤモンズ株式会社を退職し、4月16日付でSDに就任するとしている。

 西野氏はクラブを通じ、以下のコメントを発している。

「シーズン途中での退任となったことに関して、申し訳なく思っております。一方、コンセプトの堅持、フットボール本部の組織とシステムの継続的な発展、成長については、一人のスタッフの去就では揺るがないものになっていると自負しております。リーグ制覇を心から願い、信じ、クラブを離れる最後の一日まで、次の体制への引継ぎに尽力いたします。4年半、ありがとうございました」

 また、新任の堀之内SDはクラブを通じて、以下の就任コメントを寄せている。

「浦和レッズというクラブは、ホームタウン、パートナー、そしてファン・サポーターのみなさまをはじめとした大変多くの方々の愛情によって支えられている、とても幸せなクラブです。そうしたみなさまと幸せを共有し続けられるよう、野心を胸に、強くて魅力あるチーム作りに全力を注ぎます」

(FOOTBALL ZONE編集部)



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