鎌田ラツィオ退団「決断した」 伊メディア去就見解、ブンデス“新天地候補”2クラブ指摘
トゥドール政権下で序列回復も…今夏退団の可能性
イタリア1部ラツィオのMF鎌田大地は、イゴール・トゥドール新監督就任後、3試合連続でスタメン出場。ポジション争いでの序列が変わりつつある一方、現地メディアは選手本人がすでに退団の意思を伝えたと報じ、来季新天地候補として具体的なクラブ名も伝えられた。
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鎌田は昨季限りでドイツ1部フランクフルトを退団し、夏の移籍市場の最終盤でラツィオに加入。シーズン開幕当初はスタメン起用もあったが、徐々に出番が減った。それでもマウリツィオ・サッリ前監督が成績不振で辞任し、トゥドール新監督が就任したあとは状況が変わりつつある。
新監督が「走力もプレーの質もある完璧な選手」と高評価をしたなかで、第30節のユベントス戦(1-0)で約3か月ぶりにスタメン復帰すると、続くASローマ戦(0-1)、直近のサレルニターナ戦(4-1)でも先発起用されるなど、中盤のポジション争いにおける評価はプラスに転じつつある。
そんななか、イタリアメディア上では鎌田サイドがすでに今夏までの契約を延長せず、退団の意思を示したと報道。元スペイン代表MFルイス・アルベルトも今季限りで退団する意向が伝えられていたなかで動向が注目されたが、イタリアメディア「カルチョメルカート・コム」は「鎌田大地は決断した。6月にラツィオに別れを告げる」と改めて今季限りの退団が強調された。
ラツィオの専門メディア「lazionews24」でも同様の論調で報じられ「トゥドールの戦術プロジェクトの中心に戻ってきたにもかかわらず、鎌田大地は今シーズン終了後にラツィオを離れる準備ができている」と指摘。さらに記事では「フリートランスファーで退団する日本人選手には、アイントラハト・フランクフルトとボルシアMGがいる」と新天地候補の具体名まで伝えられた。
セリエAの名門で飛躍が期待されたものの、ここまでは十分なインパクトを残せていない鎌田。トゥドール政権下で徐々に出番を増やしつつあるものの、イタリア挑戦はわずか1年で終焉を迎えることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)