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「高い質を持っているが…」 スペイン紙専門家がテネリフェ柴崎の抱える課題を厳しく分析
技術と万能性は高く評価も、フィジカル面と言葉の問題を指摘
スペイン2部テネリフェに移籍したMF柴崎岳は地元メディアで連日特集されるほど注目を集めているが、地元紙「ラ・オピニオン・テネリフェ」ではデビュー後の展望、そして日本人司令塔の抱えている課題について分析している。
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同紙は解説者であるフリオ・マルドナード氏と、ブルーノ・アレマニー氏に対して意見を求めている。昨年12月に行われたFIFAクラブワールドカップ決勝でレアル・マドリード相手に2得点を挙げた柴崎について、マルドナード氏は「彼は高い質を持った選手であるが、適応する期間が必要とされるだろう。日本人選手がスペインやスペインのサッカーに共鳴するのは簡単なことではない」と分析。ジュビロ磐田の中村俊輔、セレッソ大阪の清武弘嗣ら圧倒的なテクニックを誇った名手も活躍できなかった、日本人にとっての“鬼門”スペインでの適応の難しさを語っている。
その一方で、「彼は右足で非常に素晴らしいシュートを打つし、いい契約に見える。彼は万能性もある。なぜなら、右サイドでも中盤の中央でもプレーできるからね」と説明。右サイドと中央で起用されるとの見方を示している。
柴崎の技術の高さは、アレマニー氏も認めている。「“止める・蹴る”の技術に関しては非常に良いものを持っている。ミドルシュートも持っているし、精度も良い。早めにチームへ組み込まれ、一定のレベルに達すればテネリフェに多くの勝ち点をもたらすはずだ」と期待を語っている。
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