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英代表前監督アラダイス、残留争いのなか大敗 クラブ会長の喝で危機感…チームに“非情懲罰”
クリスタル・パレスを率いるアラダイス監督、本拠地で不甲斐なく敗戦
イングランド代表史上最短となる在籍67日間での監督解任を経験したサム・アラダイス氏は、昨年末からプレミアリーグ残留を争うクリスタル・パレスを率いている。しかし、現地時間4日に行われたリーグ第24節の本拠地サンダーランド戦で0-4大敗に、翌日の練習を早朝に設定する“懲罰”を与えたと英紙「ガーディアン」が伝えている。
アラダイス監督は昨夏にイングランド代表監督に就任したものの、英紙「デイリー・テレグラフ」のおとり取材により、FIFAなどが禁止している「第三者による選手の保有」規定を回避する指南役として、40万ポンド(約5800万円)の契約を結んだことが発覚。前代未聞の超スピード解任に追い込まれた。
それでも“プレミア残留請負人”としての実績は十分なため、降格圏をさまようクリスタル・パレスがアラダイスに白羽の矢を立てた。
しかし、カンフル剤を打ってもチームの成績は思うように上向かず、迎えたサンダーランド戦では前半だけで悪夢の4失点。特に同43分からアディショナルタイムを含めた5分間で大量3失点を許す集中の欠如は、見るも無残なものだった。
アラダイス監督が「最初のゴールが入った時、恐れを抱いたのがすべてだった」と振り返る通り、及び腰になったチームは一矢すら報いることができずにホームで不甲斐なく大敗した。
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