柏ストライカーが古巣・浦和へ“恩返し弾” 長身190センチFW2戦連発…ホームで5戦ぶり勝利
J1第8節の1試合が開催
柏レイソルは4月12日のJ1第8節で浦和レッズをホームに迎え打ち、途中出場のFW木下康介が決勝ゴールを奪い1-0で勝利した。
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浦和は3試合連続スタメンだったMF岩尾憲が登録メンバーから外れ、入れ替わるようにMF小泉佳穂が戻った。また、負傷離脱していたDFアレクサンダー・ショルツが戦線に復帰してベンチり。昨季にユースからトップ昇格したMF堀内陽太が今季初めて公式戦のベンチに入った。一方の柏はFW細谷真大がパリ五輪を目指すU-23日本代表の活動に合流してチームを離れ、FW小屋松知哉が最前線に入った。
浦和は両ウイングを生かそうとする一方で、柏は非常にコンパクトなブロックで左右のスライドも忠実に行い、大きなチャンスがなかなか生まれない試合展開になった。柏は浦和DFマリウス・ホイブラーテンの不安定なプレーを突いて敵陣に進出する場面を作ったが、ゴールをするには至らなかった。
0-0でハーフタイムを挟んだ試合は後半9分、柏が右サイドを切り崩すとFWマテウス・サヴィオのクロスにDFジエゴがフリーで合わせる決定機を迎えるも、強烈に叩きつけたヘディングシュートはGK西川周作の足に阻まれゴールとはならなかった。
両チーム交代を行い浦和はMF中島翔哉を入れて4-2-3-1に代え、柏は小屋松に代えて長身190センチFW木下康介を投入した。すると後半27分、前節の東京ヴェルディ戦で途中出場から同点弾をマークしたストライカーが躍動。サヴィオが右サイドを切り崩して中央へラストパスを送ると、木下が右足で巻き込むようにして蹴り込み、2戦連発となる先制ゴールを奪った。
木下は2021年にノルウェー1部スターベクから浦和に加入するもリーグ戦2試合の出場機会で退団。水戸ホーリーホックと京都サンガF.C.を経て柏に加入したFWが、古巣への“恩返し”ゴールとなった。
浦和のペア・マティアス・ヘグモ監督はMF安居海渡とFW興梠慎三を投入し、中島を左サイドに配置した4-4-2にして同点ゴールを狙った。しかし、柏の堅実なブロックを崩すことはできずこのまま試合終了。柏がホームで1-0の勝利を収め、5試合ぶりの白星を飾った。