「史上最弱の五輪チーム」 日本と対戦の中国悲観…強化マッチ完敗で「打ち砕かれた」

中国のパリ五輪行きに母国悲観(写真はイメージです)【写真:ロイター】
中国のパリ五輪行きに母国悲観(写真はイメージです)【写真:ロイター】

パリ五輪出場懸けた最終予選へ中国メディアは悲観的な論調

 パリ五輪最終予選を兼ねたU-23アジアカップは4月15日にカタールで開幕する。出場16か国が本大会行きを懸けた戦いを繰り広げるなかで、グループリーグで日本と同組となった中国の現地メディアは直近の強化試合で完敗した事実を受け、早くも予選突破へ悲観的な論調が伝えられている。

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 パリ五輪のアジア出場国枠は「3.5」。各組の上位2か国が決勝トーナメントに進出し、そこから勝ち上がった上位3か国に五輪出場権が与えられる。なお、4位はアフリカ予選4位のギニアとのプレーオフに回るレギュレーションとなるなかで、グループBは日本、中国、UAE(アラブ首長国連邦)、韓国が同居する厳しいグループとなっている。

 この最終予選に臨むにあたり、中国はサウジアラビアと2試合、カタール、マレーシア、ヨルダン、ウズベキスタンとそれぞれ1試合の強化試合を実施。サウジには2連敗を喫し、カタール、マレーシア、ヨルダンにはそれぞれ勝利を収めた。しかし本大会前最後の一戦でウズベキスタンに0-2と敗戦を喫している。

 中国メディア「sohu」は「結果や試合経過はともかく、中国オリンピックチームは相手に完敗した。この点で、一部のファンは、今回の敗戦でこれまでの3連勝の幻想も打ち砕かれたとも述べており、今回の五輪代表チームの見通しは実に楽観的ではない」と、この1敗に対する厳しい見解を伝えた。

 強化試合の成績は3勝3敗。調整の意味合いもあるなかで決して悲観すべき結果ではないが、楽観できない理由として記事では「このチームは立ち上げ以降、論争に満ちている。チェン・ヤオドン監督のリーダーシップの下、このオリンピックチームは良いニュースをほとんどもたらしていない」と、ポテンシャルの低さが伝えられた。

 同メディアは「国内のファンや専門家は基本的にこのチームの将来性について楽観視していない。それだけでなく、このチームは『史上最弱の五輪チーム』とも呼ばれている」と、期待値の低さを強調。グループ初戦では大岩剛監督率いる日本との一戦を迎えるが、下馬評を覆すパフォーマンスを示せるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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