カメラの前に立ったミランのガリアーニCEO、クラブの金欠ぶりを自ら明かす

　ACミランのアドリアーノ・ガリアーニCEOは1月の移籍市場でFWルイス・アドリアーノ、エムベイェ・ニアングを放出した一方、期限付き移籍でFWジェラール・デウロフェウ、FWルーカス・オカンポスを獲得するにとどまっている。戦力を上積みしたとは言い難く、故障者続出で弱体化の進むチーム状況のなか、アドリアーノ・ガリアーニCEOはチームの金欠ぶりに涙目状態になっている。

　サンプドリア戦で0-1負けを喫する試合前、ガリアーニ氏は地元テレビ局「メディアセットプレミアム」のカメラの前に立った。そして、その口からこぼれ出たのはチームの衝撃的な金欠状態だった。

「私は期限付き移籍か移籍金ゼロの選手しか獲得できないように命じられているんだ。私には制限がかけられている。トッププレーヤーを獲得することなんて誰にでもできる。だが、それには資金が必要だ」

　ガリアーニ氏はこう語った。ミランは中国企業グループと身売り交渉を結んだが、正式契約がドタキャンされ、資本流入は1月の移籍市場に間に合わなかった。その結果、恒例の訳あり補強路線に立ち戻らざるを得なくなったという。