「ほかの選択肢があったのに」 激怒のクロップ監督が「猛烈な苛立ちを見せた」選手は?
リバプールはホームでアタランタに0-3の完敗
イングランド1部リバプールは現地時間4月11日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝・第1戦でイタリア1部アタランタ相手に0-3の完敗を喫した。英紙は「クロップ監督はほかの選択肢があったのにシュートを狙ったゴメスに猛烈な苛立ちを見せた」と、ユルゲン・クロップ監督がDFジョー・ゴメスに見せた怒りに注目している。
過密日程で疲労感の漂うリバプールは立ち上がりから守備面で綻びを見せると、前半38分に左サイドをあっさり崩され、クロスから相手FWジャンルカ・スカマッカに先制点を献上。その後も、動きの重さが拭えない時間が続き、後半15分に再びクロスをフリーで受けたスカマッカに追加点を奪われた。同38分にも相手MFマリオ・パシャリッチにトドメとなる3得点目を決められ、ホームで痛恨の0-3の完敗となった。
“要塞”と評される本拠地アンフィールドでよもやの完敗を喫したなか、英紙「デイリー・ミラー」は「ELでリバプールがアタランタに打ちのめされたのを受け、クロップはほかの選択肢があったのにシュートを狙ったゴメスに猛烈な苛立ちを見せた」と取り上げ、クロップ監督がこの日出場したゴメスに「暴言を吐いた」と注目している。
記事では「このディフェンダーはゴールから25ヤード(約23メートル)の距離から、より良い選択肢があったにもかかわらず、遠距離からのシュートを選択した。クロップはゴメスに嘆き、タッチライン際で激怒した様子だった」と説明している。最終ラインのすべてポジションでプレーできるユーティリティー性を評価されているゴメスだが、クロップ体制ではいまだゴール数が0。得点を記録したい思いが強かったのかもしれないが、より得点力の高い選手にボールを託すのが賢明だったようだ。
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