J3クラブが1600キロ先で車内広告 古巣への“手紙”ポスター掲出に称賛続々「琉球さんのセンス」
FC琉球がDF藤春廣輝から古巣G大阪へ送った手紙を大阪モノレールの車内広告で掲出
J3のFC琉球は4月24日、J1ガンバ大阪と本拠タピック県総ひやごんスタジアムにてルヴァンカップ2回戦で対戦する。今年からルヴァン杯にJ3クラブも出場可能となったなか、クラブはこの一戦に向けて特別ポスターを作成。これに大卒から13年間G大阪に所属し、今季から琉球に加入した元日本代表DF藤春廣輝からの「手紙」が載っているポスターを大阪モノレールの車内広告に掲出したとして、大きな反響を呼んでいる。
クラブは「#拝啓ガンバ大阪さま 24日の #ガンバ大阪 戦に向けて #藤春廣輝 選手から預かったお手紙、大阪モノレールの車内ドア横にお届け完了 大阪のみなさん、確認報告お待ちしております」と公式SNSで発表。沖縄のクラブで、ホーム戦ながら約1600キロ離れた大阪の車内広告に掲出した。
藤春からの手紙は「ガンバ大阪の皆さま ご無沙汰しています。ガンバでプレーしていた藤春です。まさかこんなに早いことガンバと試合ができるなんて思ってもいませんでした。ガンバ大阪でプレーしていたことが、昨日の事のように思い出せます。秋はまだ懸垂続けてますか? ヤットさん久しぶりに会えるん楽しみです。陽斗も、大輔も、翔もみんな成長しています。13年間の恩返しを全力でさせていただきます。 FC琉球 藤春廣輝」と綴られている。
同学年で切磋琢磨してきたMF倉田秋や今季からコーチに就任した元日本代表MF遠藤保仁氏について触れながら、琉球で奮闘するかつてG大阪でプレーしたFW高木大輔やFW白井陽斗、アカデミー出身のMF岩本翔の名も挙げた。
この企画にはファンから反響を呼んでおり、「宣伝効果度外視のメッセージ」「広告担当の方、ホントに上手にお金を使ってる」「めっちゃ攻めていきますね!」「この企画すごない!?」「盛り上げ方が素晴らしい」「ここまでするのはすげー」「ゆいレールやと思たら大阪モノレール」「琉球の本気」「FC琉球さんのセンス」と、称賛の声が相次いだ。
J1チームが沖縄で公式戦が行うということもあり、大きな試合前から盛り上がりを見せている。