中村俊輔が語るリバプールMF遠藤航「相当な集中力」 恩師クロップとの“良関係”も指摘
中村俊輔氏が遠藤航について言及
イングランド1部リバプールは現地時間4月11日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝でイタリア1部アタランタと対戦し、本拠アンフィールドで行われたファーストレグは衝撃の0-3完敗だった。先発出場した日本代表MF遠藤航は途中で退いたが定位置のアンカーで疲労もあったなかプレー。強豪で奮闘する“後輩”について元日本代表MF中村俊輔氏は「WOWOW」で印象を語っている。
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遠藤は定位置のアンカーでスタメンに名を連ねた。前半38分、リバプールは左サイドを簡単に崩されると、鋭いクロスからイタリア代表FWジャンルカ・スカマッカに決められ失点する。1点ビハインドで迎えた後半15分には、またも左サイドからアーリークロスを上げられるとエリア中央でフリーとなっていたスカマッカへ。同38分にはクロアチア代表MFマリオ・パシャリッチがダメを押して完敗となった。
この一戦では厳しい試合となったが、ここまで強豪リバプールで先発出場を続け、主力として信頼を得ている。かつてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも活躍した中村氏は遠藤について語っている。
「味方の選手がこうだから自分はこれをした方がいい、この範囲は彼だから自分はここを守った方がいいという、いろんなところで気を遣える。これはいいプレスする、デュエルとか言われたりするなかで日本人ならでは。できることは(ユルゲン・)クロップ監督ってそういう日本人の気遣いができるところや練習に対しての勤勉さを見極めていたのかなと思う」
中村氏はかつて香川真司や南野拓実らも指導してきたクロップ監督がうまく手綱を握っていると指摘。遠藤にとっては大きな影響を与えているとした。
「プラスいろんなアシストや話をしたり、こういうことしてほしいとかうまく整えてくれていたのかなと思う。いずれにしても遠藤くんの能力が高くないと頭から出続けることはできない。勝ち取り続けないと厳しいメディアやファンの方とか……目に見えるグラウンドの結果が大事なので、相当な集中力を持って覚悟を持ってプレーしているというのは感じる」
今季限りでリバプールを去るクロップ監督だが、元日本代表の名手もその存在は大きかったと見ているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)