冨安健洋と定位置争い…ソシエダへレンタルDFが明かすアーセナル復帰の胸中「再び活躍はレア」
ティアニーがアーセナルへ将来について語る
スコットランド代表DFキーラン・ティアニーはイングランド1部アーセナルで出場機会を失い、昨夏にスペイン1部レアル・ソシエダへ期限付き移籍した。日本代表DF冨安健洋らとのポジション争いで遅れをとったレフティーは英ラジオ「talkSPORT」のインタビューで、アーセナルの復帰についてなど胸中を明かしている。
ティアニーは2019年にスコットランドの名門セルティックからアーセナルへ移籍。加入以来左サイドバックのレギュラーとして活躍してきたが、膝の負傷による長期離脱や新戦力の加入によるポジション争いの激化で年々出番を減らしていった。
昨季、プレミアリーグでの先発出場はわずか6回。ミケル・アルテタ監督がマンチェスター・シティのコーチ時代から目をかけていた左サイドのスペシャリストであるジンチェンコだけでなく、右利きの冨安よりも序列が下がった。そんな状況で、ティアニーは出番を求めてソシエダへ1年間の期限付き移籍を決断した。
オランダ代表DFユリエン・ティンバーの加入やポーランド代表DFヤクブ・キビオルの台頭もあるなかで、ティアニーがアーセナルに再び戻ってくるのかどうかは注目のトピックだ。同選手はインタビューでアーセナルでの将来について語っていた。
「ローンから戻って再び活躍するのはとてもレアだろう。もちろん(ウィリアム・)サリバのような状況もあるが、僕のようにすでに4年もプレーしている選手が戻れるかどうかは少し状況が違うかもしれない。フットボールは狂気の世界だから何が起こるかはわからないけどね」
ティアニーは期限付き移籍を選んだ理由について「私はチームを離れ、新しい経験をして、出場時間を得ることは(アーセナルとティアニーの)双方にとって一番いい形だった」と振り返った。そして、セルティック時代から常にチームの中心選手として活躍してきたティアニーは「プレーしていないと自信を失ってしまう。だからここ(ソシエダ)に来て、出場機会を取り戻したのは素晴らしいことだった」と現在の状況をポジティブに捉えていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)