Jリーグは「監督として非常に難しい」 横浜FMの外国人指揮官が困惑する日本「世界的に珍しい」
ハリー・キューウェル監督が7試合を終えて日本に抱く印象
横浜F・マリノスを率いるハリー・キューウェル監督は、現役時代にオーストラリア代表としてプレーし、日本代表についてよく知る存在だ。4月10日の第3節延期分のガンバ大阪戦(2-0)を終え、Jリーグで7試合、指揮を執ったなかでJリーグや日本のサッカーに、どのような印象を持ったのか。試合後の会見で聞いた。
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Jリーグの印象について、キューウェル監督は「ファンタスティックなリーグだと思う。監督として、メンタルの強さが試される難しい、ハードなリーグだと思っています」と、語った。
さらに「自分がこれまでプレーしてきたほかのリーグを含め、最も難しいリーグの1つです。絶対的な優勝候補がなく、どの試合も気が抜けない。今日の試合も、どちらが勝つのかわかりませんでした。これほどどの試合も勝ち負けがどっちにつくのか分からないリーグは、世界的にも珍しいでしょう」と、現在、昨季のJ2王者であるFC町田ゼルビアが首位に立っているリーグの難しさについて言及した。
そして、セルティックのコーチ時代にFW前田大然ら、日本人選手を指導したキューウェル氏は、「私が日本ではなく、海外のクラブで指導をしている時、日本人選手を見ていました。彼らのハードワークする姿勢、何に対しても真剣に取り組む様子は、素晴らしいなと思っていました。そして横浜FMにも、学ぶ姿勢があり、どん欲に何かを学ぼうとする面が素晴らしい選手たちがそろっています。最高のメンバーに恵まれていますが、監督としては非常に難しいリーグだと思っています」と、日本人選手の印象を語っている。
(河合 拓 / Taku Kawai)
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