闘莉王「強度を上げたかった」と仕上がり順調

　後半36分には味方のボールロストから大ピンチを迎えたが、闘莉王が身体を張ったディフェンスで相手をブロックするなど好守を披露して難を逃れた。味方9人が後半23分に一斉に交代となったなか、今年4月24日に36歳となる闘将は決意のフル出場。90分間、韓国王者の猛攻をゴール前で跳ね返し続け、新天地で充実ぶりを示した。

　「今日は強い相手だったので、（自分のフィジカルの）強度を上げたかった」と語った闘将は順調な仕上がり具合を見せており、開幕に向けて好スタートを切っている。

　昨季、マネジメントの失敗を繰り返した名古屋グランパスで降格の悲劇を止められなかった闘莉王は「昇格こそがモチベーションになる」と並々ならぬ闘志を燃やす。これからJ1昇格の激闘に身を投じる闘将は、今季も日本サッカーを盛り上げてくれそうだ。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images