「これぞシティが最高の理由」 マンC、“パス31本”の華麗な連係弾に海外喝采「傑作だ」
クリスタル・パレス戦のシティ4点目に脚光
イングランド1部マンチェスター・シティは現地時間4月6日、プレミアリーグ第32節でクリスタル・パレスと対戦し4-2で勝利した。敵地で逆転勝ちを飾ったなか、チームの華麗な連係が生み出したゴールに脚光が当たっている。
熾烈な優勝争いで取りこぼせないシティはこの試合、開始早々の前半4分にパレスに先手を許してしまう。それでも9分後、敵陣ボックス内左でボールを回収したデ・ブライネが右足一閃。強烈な一撃を右サイドネットに突き刺して試合を振り出しに戻した。
後半に入ると、プレミア3連覇中の王者が強さを発揮。同2分のDFリコ・ルイスのゴールを皮切りに、21分にFWアーリング・ブラウト・ハーランド、さらにその4分後にデ・ブライネがこの日2点目を決め一気に突き放した。終了間際に1点を返されたものの、さすがの勝ち方を見せている。
4連覇に向けて着実に勝ち点3を積み上げたなか、シティ公式インスタグラムは試合後、パレス戦の4点目にフォーカスした動画を公開した。
起点は、敵陣右サイドの高い位置でボールを保持したところから。ここで無理に急ごうとせず、ピッチの後方と幅を意識しながら緩急を付けてパスをつなぎ続ける。ドリブルといった個人の仕掛けはなく、ハンドボールのように繰り広げられる細かなパス交換。そして、デ・ブライネが右サイドへ大きくサイドチェンジすると、ここをスイッチに“仕上げ”のフェーズへ突入する。
スピードを上げながら左サイドにボールが戻ると、MFジャック・グリーリッシュがニアゾーンに侵入して受け手に。そして中にパスし、味方が落としたボールを最後はデ・ブライネが左足で一振り。31本のパスが見事な形で完結した。
この動画が公開されると、コメント欄にはファンから「これぞシティが最高の理由」「なんてチームだ」「素晴らしい」「信じられない」「傑作だ」「ペップの哲学」といった称賛や驚愕の声が続々と寄せられた。