前田大然の“電光石火弾”は「異常」 開始21秒の“驚異”に英紙も称賛「観衆を驚かせた」
チームは壮絶な打ち合いで3-3のドロー
スコットランド1部セルティックは4月7日、スコティッシュ・プレミアシップ第32節でレンジャーズとの一戦に臨んだ。日本代表FW前田大然が開始わずか21秒で先制ゴールを決めた。英紙「デイリー・メール」は「異常」とゴラッソを称えている。
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伝統のダービー戦「オールドファーム」は首位攻防の一戦に。首位のセルティックは、1試合消化が少ない2位レンジャーズとのアウェー戦。前田がいきなりゴールを奪った。キックオフ直後、味方GKが敵陣へロングフィードを送ったなかで、そのボールを果敢に追った前田が、相手DFに接近。クリアボールを足に当てたボールが相手ゴールに突き刺さった。公式記録では1分と表示されたが、英公共放送「BBC」によると21秒での先制弾となり、今季リーグ戦での最速ゴールだという。
前半34分にはセルティックが追加点を奪取。ゴール前でクロスボールを競り合った際、相手DFにハンドがあった疑いがかかり、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)チェックの結果、PKが与えられる。これをMFマット・オライリーが冷静に決めて2-0のままハーフタイムを迎えた。後半に入るとレンジャーズの反撃に遭い同10分、エリア内でのファウルがあったとされPKを取られると、これをDFジェームズ・タヴェルニエに決められ1点差に。その後は一進一退の攻防が繰り広げられたなかレンジャーズは後半41分、ゴール前のこぼれ球に反応したFWアブダラー・ディポ・シマがミドルシュートを決め同点に。それでもセルティックはその直後、敵陣へ攻め込むとFWアダム・イダが勝ち越しゴールを決めて再びリードするも、後半アディショナルタイムにFWラビ・マトンドが同点ゴールを沈めて壮絶な打ち合いの末、3-3で終了した。
この結果、両チーム勝ち点1ずつを分け合い、同1差のまま首位セルティック、2位レンジャーズが並ぶ形になっている。
そのなかで、英紙は「『異常な』ゴールのおかげでわずか21秒でリードを奪った」と称賛。「セルティックはレンジャーズ戦で前田大然の驚異的なゴールのおかげでわずか21秒後に先制し、観衆を驚かせた」と、“電光石火弾”を報じた。
前田は今季5点目をマーク。3月以降は公式戦5試合4得点と好調を維持している。