鳥栖の脆弱守備が浮き彫り 7戦14失点…指揮官「上手くいったかと言えばクエスチョン」
浦和に0-3完敗、7試合を終えて14失点に
サガン鳥栖は4月7日のJ1第7節、浦和レッズとのアウェーゲームに0-3で敗れた。これで7試合を終えて14失点となり、川井健太監督は「失点を減らしたいのはみんなそうなので、なぜそうなっているのかを追求しないといけない」と話した。
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鳥栖は前半5分にコーナーキックから失点した。それにより川井監督は「失点が少し早かったところで、少しゆとりを持って浦和さんが(パスを)回せるようになったと思う」と話す。鳥栖がボールを持つ時間も長くなったが、特にサイドからのクロスやラストパスは浦和の最終ラインに引っ掛かって決定機にまで至らなかった。
そうしたなかでハーフタイムの2枚替えも行って後半に臨んだものの、後半8分にFW松尾佑介に背後を取られて失点すると、ラスト15分ほどでは多くの決定機を作られた。最終的にMF大久保智明に追加点を奪われての0-3だったが、川井監督は「今日もパギ(GK朴一圭)が何本もファインセーブをしてくれていたという意味では、もう少し(失点する場面が)あったと思う」と話したように、かなり苦しい試合だった。
鳥栖はこれで7試合を終えて、1勝1分5敗の勝ち点4で北海道コンサドーレ札幌を得失点差で上回る19位と苦しんでいる。中でも7試合を終えて14失点、1試合平均2失点となれば勝ち点を伸ばすのは厳しいだろう。川井監督は「我々も改善しようとしたが、イレギュラーもあったなかでこの試合で上手くいったかと言えばクエスチョンだった」と、この試合について話す。
そして、この先について「数字の部分でいくと、間違いなくそこは改善しないといけないと思う。どのチームもそうだが、その原因をしっかりと分析していいフィードバックをすること。それがすごく大切になってくると思う。失点を減らしたいのはみんなそうなので、なぜそうなっているのかを追求しないといけない。色々な要素があるが、試合を見て改善していきたい」と話した。
鳥栖は中6日となる14日に次節のガンバ大阪戦をアウェーで戦う。今季はJ1が20チームに増えたことから3チームが自動降格というプレッシャーもあるだけに、あまり下位にいる時期を長くしたくないところだが状況を打開できるのか正念場を迎えようとしている。