J1で“異例の事態”発生…同日に3クラブのGKが一発退場 次節・町田×神戸は守護神欠く
町田、神戸、湘南のGKが退場
J1は4月7日にリーグ第7節が行われたが、同日にGKが3人一発退場になるという超異例の事態が起こった。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
町田ゼルビアは敵地で川崎フロンターレと対戦し、1-0とリードして迎えた後半26分、スルーパスに抜け出した相手FW小林悠に対し、ペナルティーエリアを飛び出したGK谷晃生がスライディングタックルを敢行。小林が転倒し、主審は迷わずレッドカードを提示した。
試合は前半32分、パリ五輪アジア最終予選に挑むU-23日本代表に選出されたFW藤尾翔太が先制点を奪い、町田が幸先良く先制。後半4分にも藤尾がゴールネットを揺らすが、直前のプレーでオフサイドを取られ、ノーゴール判定となった。それでも、町田が一方的に川崎を相手に攻め込む試合展開が続いた。
一方、劣勢を強いられていた川崎は同21分に小林を投入すると、等々力陸上競技場の空気が一変。同26分にはその小林がスルーパスに抜け出す決定機を迎えると、ペナルティーエリアを飛び出した谷のスライディングタックルにより、小林が転倒。DOGSO(Denying an Obvious Goal Scoring Opportunity。決定的な得点機会の阻止)とみなされ、主審は迷わずレッドカードを提示し、一発退場となった。試合は町田が1-0で勝利した。
ヴィッセル神戸対横浜F・マリノス(1-2)では1-1の後半30分、横浜FMのFWヤン・マテウスがペナルティーエリア付近で抜け出した際に神戸の守護神GK前川黛也が飛び出して激しく交錯。ヤン・マテウスを倒してしまい、レッドカードが提示された。
サンフレッチェ広島対湘南ベルマーレ(2-0)では後半3分、湘南のGKソン・ボムグンがペナルティーエリア内でスルーパスに抜け出したFW大橋祐紀を倒して一発退場となった。
次節は首位の町田と昨季王者・神戸が対戦するが、互いに守護神を欠いて臨むこととなった。
(FOOTBALL ZONE編集部)