なでしこJが21年ぶりの快挙達成! 米国21年ぶりの“1分以内”弾に英注目「2003年以来」
試合は1-2で逆転負け
なでしこジャパン(日本女子代表)は現地時間4月6日に、国際大会「SheBelieves Cup(シービリーブスカップ)」でアメリカ女子代表と対戦。開始直後にFW清家貴子が先制ゴールを奪ったものの、1-2で逆転負けを喫した。
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試合はキックオフ直後、MF谷川萌々子が出した背後へのボールに反応したFW清家貴子が右サイドから一気に突破。ペナルティーエリア内まで進出すると右足シュートを決めて先制ゴールを奪った。記録上は前半1分となる一撃は、試合開始34秒で決まった。WEリーグでは歴代新記録となる7試合連続ゴール中の快速FWは、この国際舞台でも結果を残した。
その後はアメリカにペースを握られる時間帯が長くなり、前半21分、自陣からの運びでボールロストするとゴール正面からFWジェディン・ショーにミドルシュートを決められ1-1の同点に追いつかれた。日本は敵地でアメリカから主導権を奪い返すことができず、苦しい時間が続いた。それでもスワンソンとの1対1をGK山下杏也加がセーブするなど何とか追加点は許さずに同点でハーフタイムを迎えた。池田監督は清家、谷川、守屋に代えてFW浜野まいか、MF杉田妃和、DF古賀塔子を入れて後半のスタートから3バックに切り替えた。
そうした中で後半31分、日本は相手右サイドからの仕掛けに対応した杉田がペナルティーエリア内の角付近で痛恨のファウル。これによりPKを与えてしまうと、相手主将のMFリンジー・ホランに蹴り込まれて1-2とついに逆転を許してしまった。
そのなかで英紙「ガーディアン」は日本の“開始30秒弾”に注目。「試合開始30秒で日本が得点。米国が開始1分以内に失点したのは2003年以来初めてだった」と21年ぶりの“記録”に驚いた。
だが、このまま試合に敗れた日本。なでしこジャパンは現地時間9日に行われる3位決定戦に進出し、パリ五輪のグループリーグで戦うブラジルと対戦する。