日本は逆転を許し1-2でアメリカに敗戦

　なでしこジャパン（日本女子代表）は現地時間4月6日、国際大会「SheBelieves Cup（シービリーブスカップ）」の準決勝でアメリカと対戦し1-2で敗れた。守備に課題を残したなか、間一髪のワンプレーで称賛を浴びた選手もいた。

【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信！　簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから

　今年のパリ五輪への出場権を得ている日本は、強化の一環としてこの大会に参加。地元アメリカと準決勝で対戦し、キックオフ直後にFW清家貴子が鮮烈な“開始30秒弾”を決める。

　強敵相手に先制した日本だが、前半21分には自陣でボールを失った展開からFWジェイディン・ショーのミドル弾でアメリカに追い付かれた。後半もホームチームの勢いに押された日本は、同31分にMF杉田妃和がペナルティーエリア内の角付近で痛恨のファウル。アメリカに与えたPKを相手主将のMFリンジー・ホランに蹴り込まれて逆転を許してしまった。

　2失点で逆転負けを喫した日本だったが、前半途中のDF守屋都弥のプレーには海外からも称賛の声が上がる。前半15分、ペナルティーエリア内まで切り込まれてFWマロリー・スワンソンのシュートが決まったかという場面を作られたが、左サイドバックに入ったDF守屋都弥がゴールライン付近でギリギリのクリア。間一髪で失点を免れた。

　米メディア「The Sporting News」は「スワンソンはエリア内で3人の日本DFをかわし、足元でボールを操りGKを完璧にかわしてファーポストの内側を狙う。しかし、守屋都弥は見事にシュートを予測し、ファーポストで完璧なポジションを取り、文字通りゴールライン上でシュートを弾き飛ばした」と場面をレポートしている。

　またSNS上でも海外ファンからも「素晴らしいゴール阻止」「ナイスクリア」「間一髪だった」「なんてパフォーマンスだ」といったコメントが寄せられ、称賛が集まっていた。

　2失点で守備の弱点を露呈した日本だったが、守屋の守備は1つの好材料となるかもしれない。