サッカー日本代表、北朝鮮騒動の責任を問う「AFCも被害者」「何のためにある連盟なのか」【読者評価】
235件の回答から意見を抜粋、AFCの対応は正しかったのか
アウェー平壌で開催予定だった日本と北朝鮮の国際試合が男子、女子ともに中止(男子は没収試合/女子は別国で開催)となった。この異例の事態に対し、「FOOTBALL ZONE」では読者へアンケートを実施(回答数235件)。AFC(アジアサッカー連盟)の責任について追及する。
事の経緯は2月24日、なでしこジャパン(日本女子代表)がパリ五輪アジア最終予選で北朝鮮と対戦。事前の開催地はアウェー平壌となっていたが、同8日に開催地が未定となる。試合の3日前に開催地がサウジアラビアのジッタに決まるという異例の“ドタバタ劇”となった。
さらに3月26日、森保一監督率いる男子日本代表が北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選第4節で北朝鮮と対戦。しかしこちらは同国の意向から直前で白紙に。3月のFIFA(国際サッカー連盟)デイズ(18日~26日)で中立国を含めた試合開催が困難になったため、没収試合になった。この件に関しては4月2日、FIFAが北朝鮮に対して1万スイスフラン(約167万円)の罰金処分を下している。
森保ジャパンにも起きた“ドタバタ劇”について、今回の「AFC(アジアサッカー連盟)の責任についてどう考えますか?」と質問を投げかけると、50.6%が「AFCの責任は重い」という回答だった。
また「AFCにも責任はある」の回答(31.9%)も含めると、82.5%が今回の騒動でAFCへの責任を指摘している。これには「確実に開催できないのであれば避けるべきだった」「AFCが現地視察をしたうえで開催が決定されたにもかかわらず平壌開催が中止となった。視察し開催可能と判断したAFCにも重い責任がある」「事前に予想できたこと、対応が遅い」「女子の時を踏まえ、対策は練れたはずなのに行わなかった」「状況の認識甘い。何のためにある連盟なのか」といった意見が集まっていた。
一方で「AFCにはそこまで責任はない」「AFCには全く責任はない」と答えた回答者は合わせて17.5%にとどまる。「そこまで責任はない」(11.5%)には「北朝鮮が一方的に悪い」「AFCも被害者では?」といった声、「全く責任はない」(6%)には「女子のケースとは全く異なり、北朝鮮政府の意向による急な変更要請が原因だった」「物事は計画通り進まないのが普通。世間は大して気にしていない」といったコメントが寄せられていた。