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スアレスが語る プレミアとリーガの違いとは?
「プレミアには店仕舞いがない」
今夏リバプールからバルセロナへの移籍を果たしたFWルイス・スアレスが、プレミアリーグとリーガの違いについて見解を示した。英日曜紙「サンデー・ミラー」が報じている。
リバプールでは110試合出場69ゴールという圧巻の成績を残したものの、バルセロナではここまでリーグ8戦1得点と静かなスタートを切っている。スアレスは、取材でプレミアリーグとリーガの違いについて尋ねられると、両リーグの守備の違いについて触れた。
「プレミアリーグでは、滅多に店仕舞いがされることがない。リバプールというチーム相手でも、クローズな戦いで臨まれることは少なかった。だから、動き回るスペースは常にあったよ。相手との駆け引きに利用するためのスペースがね。守備陣においての最大の違いは、プレミアはより強く、速く、大きかった。でも、その環境に適応することができた」
プレミアリーグではオープンな試合展開が多かったことで、自身の持ち味を出しやすかったことを挙げた。それに対し、リーガではそのアプローチが異なるのだという。
「リーガの守備陣は、よりテクニカルだ。互いのカバーリングを常に意識していて、距離感もタイトだよ。そして、どのチームも、バルサがどれだけ危険な攻撃陣であるのかを理解している。だから、自分の良さを発揮するためのスペースを見つけ出すことが、極めて難しいんだ」
ウルグアイ代表ストライカーは新たな環境での適応の苦労を語った。だが、今季はチームで二番目のアシスト数を残すなど、決して悲観するようなパフォーマンスではなかった。しかし、本人はあくまでもゴールを求めている。
「今はまだ多くのゴールを挙げられていない。だけど、これからもチームメートの助けを借りることができると信じているし、ゴールはすぐにやってくるだろう」
質疑応答の最後をそう締めくくったスアレスは、後半戦でのゴールラッシュにその闘志を静かに燃やしている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images