浦和22歳DFは「チャーミングな人柄」 U-23代表選出で監督期待「攻撃のスキルを持っている」

浦和の大畑歩夢【写真:徳原隆元】
浦和の大畑歩夢【写真:徳原隆元】

ヘグモ監督が大畑歩夢について言及「サッカーが大好きだと感じられる」

 浦和レッズのペア・マティアス・ヘグモ監督は4月5日のトレーニング後に定例のオンライン会見を行い、U-23日本代表に選出され今月開幕のアジア最終予選を戦うDF大畑歩夢について「攻撃のところで使えるいろいろなスキルを持っている、攻撃的な選手だと思う」と話した。

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 大畑は2022年にサガン鳥栖から浦和へ移籍加入したが、ここまで完全なレギュラー獲得には至らず。昨季は左利きのサイドバックが大畑を含め3人いた状況で出場機会も厳しかったが、今季に向けてはDF明本考浩とDF荻原拓也が海外移籍したことでチャンスが広がった。コンバートされてきたMF渡邊凌磨の後塵を拝して開幕からベンチスタートは続いたものの、途中出場を続けると3日のJ1第6節FC東京戦では今季初スタメンのピッチに立った。

 一夜明けて4日に発表されたパリ五輪を目指すU-23代表のメンバーに入った大畑について、ヘグモ監督は「攻撃のところで使えるいろいろなスキルを持っている、攻撃的な選手だと思う。彼はサッカーが大好きだと感じられる。それも見ていていい部分だ。スピードの部分でもプラスのものを持っている。非常にいい姿勢を見せている。一緒に仕事ができて良かったと思える選手であり、攻撃のところはさらに伸ばしたい。守備のペナルティーエリア内での1対1も伸ばしていきたい」として、「沖縄キャンプから今まで、常に成長し続けている」と話した。

 また、この5日はヘグモ監督がチームの選手に課しているミーティングで自分についてのプレゼンテーションをする時間が大畑の番だったという。指揮官は「非常にチャーミングな人柄が出ていた。ユーモアな部分と真剣な部分を織り交ぜていた」と話す。そして、このようなことを選手に求める理由をこう話している。

「40人くらいを前に自分の話をすることなので、多くの人にとって新しい経験だろう。少しコンフォート・ゾーンから外れて自らを表現するということですね。こういう大人数の前で自己紹介するのは、4万人や5万人の埼玉スタジアムでプレーするのと同じような状況だと思う。ストレスを感じることなく、その状況を好んで落ち着いてやることが必要だ。浦和でプレーするなら必要な個々の強さを作る部分だと思う」

 ピッチ上のプレーだけでなく、メンタル面でのトレーニングの一環としてこのようなことにも取り組んでいるという。プレッシャーの大きなアジア最終予選で、大畑が安定したメンタルで攻守においてチームを助けるプレーを見せることも期待される。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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