FC東京主将の松木玖生、U-23アジア杯へリーダー役の覚悟「まとめるところも任されている」
荒木遼太郎とともに、U-23アジア杯に臨むU-23日本代表メンバーに選出
FC東京は4月5日、7日に行われるJ1リーグ第7節鹿島アントラーズ戦に向けたトレーニングを行った。前日にU-23アジアカップに臨むU-23日本代表に選出されたMF松木玖生が取材に応じ、「しっかり勝ちたいなと思います」とコメントした。
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前節、浦和レッズに2-1で勝利して迎える鹿島戦に向けて、松木は「2連勝したいですし、相手も鹿島で相当強い相手だとは思うんですけど、この浦和とのタフなゲームを制して、さらに自分たちの評価を上げていくためにいい試合をしたい」と意気込みを語った。
その鹿島戦には、鹿島から期限付き移籍で加入した同じくU-23日本代表に選ばれたFW荒木遼太郎が出場できない。今季ここまでリーグ戦6試合でチーム最多5得点を挙げているアタッカーの不在について、松木は「だいぶ痛いですね」と言い、「でも、ほかの選手で補えればいいかなと思いますし、逆に太郎くん(荒木)がいないことで、よりチームも『やらなきゃな』という雰囲気になっていくと思います。実際に太郎くんは5点決めていますし、チームの中心でやっていますけど、さらに競争力が高まる試合につなげていければいいと思います」と、前向きに語った。
U-23日本代表のメンバーに選ばれた感想を問われたことについて、「嬉しいです」と短く答えた松木は、長らくU-23日本代表の中心だった。一方、荒木はFC東京での今季の活躍が評価されてのメンバー入りとなった。チームメイトである荒木の選出について松木は「元々凄いプレーヤーっていうのは分かっていたので、絶対にやってくれるというふうに東京に来てからも思っていました。でも、一番太郎くんがフィーリングはいいと思うので、自分が思うことは特にないです」と、コメントしている。
大岩剛監督は、まだ大会のキャプテンは決めていないと前日の会見で語っていたが、指揮官に求められたことを問われた松木は「得点とか、アシストに関わり続けること。ピッチ内で起きていることをいかに整理できるか。今、キャプテンもやっていますし、チームをまとめるところも任されているかなと思います」と、チームを率先して束ねていく意思を見せた。
(河合 拓 / Taku Kawai)