遠藤不在で“非本職起用”「夢の国でプレーしているわけではない」 クロップ監督が実情を吐露
リバプールはシェフィールドに3-1で勝利
イングランド1部リバプールは現地時間4月4日、プレミアリーグ第31節でシェフィールド・ユナイテッドと対戦し、3-1で勝利した。日本代表MF遠藤航は前節のブライトン戦(2-1)で負った打撲により欠場となったなか、アンカーの代役を務めたアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターが圧巻のミドル弾で決勝点をマーク。試合後、ユルゲン・クロップ監督はマック・アリスターを絶賛しつつ、本職ではないアンカー起用に「我々は夢の国でプレーしているわけではない」と語っている。
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試合は前半17分に相手GKにプレッシャーをかけたFWダルウィン・ヌニェスがロングキックをブロックし、跳ね返ったボールはそのまま無人のゴールへと流れ込みリバプールが先制に成功。後半13分に同点に追い付かれたものの、同31分にペナルティーエリア手前からマック・アリスターがダイレクトで弾丸ミドルを叩き込む。さらに同45分、DFアンドリュー・ロバートソンのクロスをFWコーディ・ガクポが頭で合わせてリードを広げ、3-1で勝利を収めた。
試合後、クロップ監督は今年に入り絶好調のマック・アリスターについて「素晴らしい選手であり、素晴らしい青年だ。リバプールにとって彼を獲得できたことは本当に幸せなことだ」と惜しみない称賛を送りつつ、「彼は8番と6番のどちらの方が優れているか?話すべきテーマは2つある。1つ目は守備の部分だ。目に見えて素晴らしかった」と、攻撃的MFの8番タイプか守備的MFの6番タイプかの議論に対し、アンカーを務めるのに十分な守備力を備えていることを強調している。
そのうえで「ただ、私は8番でプレーする彼の方が好きというのも事実だ。だが、我々は夢の国でプレーしているわけではないんだ」と、遠藤不在の場合、マック・アリスターをアンカー起用するほかに選択肢がない事情も口にしている。クロップは遠藤が週末に控える次節マンチェスター・ユナイテッド戦で起用できる可能性についても触れており、マック・アリスターは再び“本職”であるインサイドハーフでも起用が見込まれそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)