「私たちの『声』を聞いてくれ」 徳島、衝撃続きの現状に元法人会員が心境吐露
吉田監督解任、島川が電撃引退、西谷が契約解除
J2徳島ヴォルティスは現在、1勝2分4敗でリーグ20位に沈んでいる。昨夏から指揮を執っている吉田達磨監督が3月31日に解任され、翌4月1日に今季から加入して開幕から全7試合に出場していたMF島川俊郎が33歳で電撃引退を発表。4日にはMF西谷和希との双方合意のもとでの契約解除が発表されるなど、チームに衝撃が走った。そのなかで、昨季までの元法人会員がSNS上で「もっと、私たちの『声』を聞いてくれ」と訴えている。
徳島は3月31日に吉田監督が成績不振により解任が決定。さらに、柏アカデミー時代に師事していた吉田監督の人事を受け、島川が電撃引退。大きな反響を呼んだなかで、島川が自身のYouTubeチャンネルで「シーズンが始まったばかりでチームがとても苦しい状況の中、チームを離れること、サッカーを辞めること、チームに迷惑をかけてしまったこと本当に申し訳なく思っています」と詫びたうえで、「どうしても許せないことがあったからです」と、引退の理由について語っていた。
さらに、4月4日には今季リーグ戦開幕から2試合に出場していたが、第3節ブラウブリッツ秋田戦(1-2)からベンチ外が続いていた西谷の契約解除が発表された。
衝撃が続くなか、昨季まで徳島の法人会員だった、阿波和三盆糖の製造元「株式会社服部製糖所」が公式X(旧ツイッター)で思いを吐露している。
「今年から法人会員辞めたのは、シーズン始まるまでにほんとにこのまま行くのって状態で始まったから。昨年の反省は特になく、そしてそのままスーッと時間が経ち開幕になり惨敗。繋ぐ路線からオープンな展開のスタイルに変わったのに、目指すサッカーのスタイルは同じとの元強化部長の説明。よく分からないクラブアドバイザーという立ち位置の方がそのまま強化部長に就任。スタイルを変えるのはいいけど、せめて結果をだしてくれ。そしてもっと、私たちの『声』を聞いてくれ。優勝の立役者の彼を干す。徳島スタイルとはなんだろう」
4月7日にはホームでJ2第9節ジェフユナイテッド千葉戦を控える徳島。今後、どのようにチームを立て直していくのか、注目が集まる。