本田移籍なら…獲得交渉はスムーズだった? 金欠ミラン、元ウルグアイ代表DF補強に急転失敗も
本田の年俸半年分でスムーズな交渉も可能に
中国企業への身売りで合意しながら相手側のドタキャンで手続き完了が延期となっているミランは、1月の移籍市場で大補強に打って出られなかった。元ブラジル代表FWアドリアーノ、エムベイェ・ニアングらを放出して資金を確保した一方、補強ではレンタルでルーカス・オカンポス、ジェラール・デウロフェウという両ウイングを獲得した。
ミランサポーターの中には、ハル・シティから獲得のオファーがあったとされる日本代表FW本田圭佑の残留に怒りの声を上げている人もいる。
本田の年俸が税引き後の手取りで250万ユーロ(約3億円)から270万ユーロ(約3億2500万円)と報じられているが、「手取りで270万ユーロならミランの年間コストは500万ユーロ(約6億円)だろう。その4年契約で2000万ユーロ(約24億円)とはその重さを測るべきだった」と、本田残留のニュースにミランファンは高給に見合わずと激怒。本田が移籍していれば、戦力外の背番号10の年俸半年分でカセレスの獲得交渉はスムーズに運んでいた可能性もある。
今季先発1試合で出場時間96分のベンチ要員はサポーターからの風当たりも強まりそうだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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