本田移籍なら…獲得交渉はスムーズだった? 金欠ミラン、元ウルグアイ代表DF補強に急転失敗も
DFカセレスはすでにミラン入り、メディカルチェックを無事通過も年俸がネックに
ACミランは故障者続出の守備の救世主としてフリーエージェントだったウルグアイ代表DFマルティン・カセレスの獲得交渉を進めている。ユベントスと契約満了となってから半年ほど実戦から遠ざかっていたがカセレスだが、メディカルチェックを無事に通過。その後に正式契約と見られていたが、金欠状態のミランといまだ給料面で折り合いがついておらず、急転して補強失敗の可能性が急浮上している。イタリア地元メディア「カルチョメルカート.it」が報じている。
バルセロナ、セビージャ、ユベントスと強豪を渡り歩いてきた猛者カセレスはすでにミラノ入り。クラブのアドリアーノ・ガリアーニCEOと会食後、マンドンニーナ病院で無事メディカルチェックを行った。
段取り通りなら、メディカルチェックを通過後に正式発表を残すのみだが、金欠ミランは一筋縄に行かなかった。「双方は移籍に近づいたと思いきや、最終段階で合意に至らず。暗雲が漂っている」と報じられている。
ハードルは年俸だ。ミランはカセレスに対して45万ユーロ(約5400万円)に30万ユーロ(約3600万円)のボーナスという条件を提示しているが、カセレスはボーナスなしの75万ユーロ(約9000万円)の条件を求めているようだ。いずれの場合も半年契約に加えて、来季以降の契約オプションも付帯するが、依然として金銭的には大きな開きがある。
ミランはイタリア代表DFマッティア・デシリオ、ルカ・アントネッリら最終ラインに故障者が続出。FWジャコモ・ボナベントゥーラも今季絶望となっている。試合勘の欠如が不安視されるが、最終ラインならどこでもこなせるカセレスの補強は4年ぶりの欧州のカップ戦出場を狙うミランにとって不可欠となっていた。
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