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ミラン脱出寸前のトーレスが30日にアトレチコでメディカルチェックへ
チェルチとレンタルでのトレードへ
アトレチコ・マドリードへの期限付き移籍で合意に達しているACミランの元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが、12月30日にミランの合宿地ドバイからマドリードに出発し、古巣でメディカルチェックを受けるという。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
ミランは、今夏にチェルシーから2年間の期限付きで加入していたトーレスの完全移籍での獲得を発表。これで晴れて、アトレチコ・マドリードのイタリア代表FWアレッシオ・チェルチとレンタルでのトレードが実現する。
トーレスは、ついに呪われたミラノでの3カ月間と決別できる。デビュー戦となるはずだった第2節パルマ戦の前日練習で、DFラミの足の上に乗りかかり、右足首をねんざ。このケガが癒えぬまま、アイシングで痛みをごまかしながらプレーを続けた結果、パフォーマンスは低下。前半戦1得点に終わり、セリエAを中継している衛星放送「スカイ・イタリア」からは前半戦の「災厄イレブン」の1トップに選出される羽目になった。
だが、古巣アトレチコでは、11歳から下部組織に加入し、エルニーニョ(神の子)の誉れ高く19歳でキャプテンに就任した。これがキャリアを立て直すラストチャンスとなる。負傷と酷評に耐え続けたミラノでの暗い日々に別れを告げ、トーレスが輝けるかつての自分を取り戻す。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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