パリ五輪審判員、日本人女性トリオが選出 FIFA発表…山下良美主審らが担当へ「重要なステップ」

山下良美主審らがパリ五輪を担当【写真:ロイター】
山下良美主審らがパリ五輪を担当【写真:ロイター】

山下審判員が主審、坊薗真琴、手代木直美の両審判員が副審として選出

 国際サッカー連盟(FIFA)は、今夏のパリ五輪における男女サッカーの担当審判員を発表し、日本からは昨年の女子ワールドカップ(W杯)を担当した山下良美審判員らの3人が選出された。

 FIFAは全体で主審21人、副審42人、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)20人、サポート審判員6人を発表。日本からは山下審判員が主審、坊薗真琴、手代木直美の両審判員が副審として選出された。3人の審判員は昨年の女子W杯でもトリオとして複数のゲームを担当し、今年の男子アジアカップではオーストラリアとインドの試合を担当するなど多くの経験を積んでいる。

 パリ五輪では男女ともVARのほか、ゴールラインテクノロジーと半自動オフサイド判定システム(SAOT)が導入されるとしている。また、FIFAは「2024年パリ五輪サッカー競技は、今年を代表する大会だが、選ばれた審判員にとっては、2026年W杯と2027年女子W杯への重要なステップになる」と、今後の大舞台に向けた経験の場になるとしている。

 FIFAはこの発表されたリストの審判員について、男女どちらの競技を担当するかは特に明記していない。なでしこジャパン(日本女子代表)がすでにアジア予選を突破し、男子はU-23日本代表が今月カタールで始まるアジア最終予選に臨むが、審判団からは“チーム山下”が五輪への切符を手に入れた。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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