川崎助っ人FWが2戦連続の退場劇も…横浜FMは牙城を崩せず ダービーは0-0の痛み分け
川崎と横浜FMの一戦はスコアレスドロー
横浜F・マリノスと川崎フロンターレは4月3日、J1リーグ第6節で対戦し、0-0と引き分けた。途中投入されたFWマルシーニョの“2戦連続”となる退場で川崎が数的不利となるも、横浜FMの攻撃陣は牙城を崩すことができず、痛み分けに終わった。
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前節の名古屋グランパス戦(1-2)に敗れ、消化試合が少ないながらも11位に沈んでいる横浜FMに対し、前節にFC東京戦では快勝(3-0) したものの、スタートダッシュの失敗で10位に位置している川崎と、近年J1を牽引してきた両チームがともに厳しい船出を余儀なくされているなかで“神奈川ダービー”を迎えた。
試合は前半24分、横浜FMのコーナーキック(CK)の場面で走り込んだDF上島拓巳のヘディングシュートは枠を捉えるも、川崎MF橘田健人が辛うじて触ったボールはクロスバーに直撃し、間一髪で失点を逃れた。さらに同38分、クロスにダイレクトで合わせたMF宮市亮のシュートがまたもクロスバーに直撃。ホームの横浜FMが怒涛のようにゴールに迫るも、GKチョン・ソンリョンが次々とスーパーセーブを披露し、川崎の牙城を崩すことはできずに前半を折り返した。
後半に入ってからは均衡した展開となり、後半12分に横浜FMが3枚替え、同15分に川崎が2枚替えを行い、状況の打開を試みる。しかし後半25分、途中投入された川崎FWマルシーニョが相手DF松原健を足裏で踏むタックルを敢行。主審はイエローカードを提示したが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入し、オンフィールド・レビューが施された結果、レッドカードへと変更され、一発退場となった。
第4節鹿島アントラーズ戦(1-2)で退場となり、前節の出場停止処分を経て、今節に復帰したマルシーニョだが、2戦連続の退場処分となった。数的有利となった横浜FMは先制点を奪いに猛攻を仕掛けるも、川崎は粘り強い守備でゴールマウスを守り続け、試合はそのまま0-0で終了。互いに勝ち点3を手にしたかったなかで、“神奈川ダービー”はスコアレスドローの痛み分けとなった。
(城福達也 / Tatsuya Jofuku)