脳震とうが心配されるも無事代表に合流

　なでしこジャパン（日本女子代表）は4月にアメリカで行われる「SheBelieves Cup」の活動を開始した。試合のメンバーに選ばれていたDF北川ひかる（INAC神戸レオネッサ）は、直近のリーグ戦で負傷交代して脳震とうの心配もあったなかで、無事代表活動に合流しているようだ。

　JFAアカデミー福島を経て、2015年に浦和レッズレディース（現・三菱重工浦和レッズレディース）へ加入した北川。18年にアルビレックス新潟レディース（新潟L）へ渡ったのち、23年7月にINAC神戸へ完全移籍した。今シーズンもリーグ戦13試合に出場している。

　北川は2月のパリ五輪アジア最終予選の北朝鮮戦において、代表へ追加招集。2月28日のホーム国立競技場の試合では、フル出場で2-1の勝利に貢献している。

　4月の「SheBelieves Cup」の招集メンバーにも選ばれていたが、3月31日に行われたWEリーグ第13節セレッソ大阪ヤンマーレディース戦（2-1）で頭部を負傷して途中交代。脳震とうの心配もあったなかで、代表への影響も懸念されていた。

　しかし4月2日、INAC神戸の公式発表より「病院受診および精密検査で脳震とうは否定され、脳や骨に問題がないことが確認されました。翌日の状態で移動についても問題ないことを確認した後、なでしこジャパンの海外遠征へ半日遅れで合流しました」と無事を報告している。

　本人は自身の公式インスタグラムのストーリー（24時間で自動削除される写真・動画）で、大きく腫れあがった自身の額をアップ。「試合後はコブダイでした。笑」と、当時の状態を振り返った。

　3日には自身のインスタグラムで「アメリカ遠征に合流しました」と写真とともに投稿。MF長谷川唯（マンチェスター・シティ）が額の怪我を気にしてなでる様子も収められている。

　元気にプレーする姿にファンも「無事に合流できて良かった」「コブが引いてますね！」「腫れ引いて良かった」「怪我が軽く済んで良かった」「めっちゃ元気そう」と安堵のコメントを寄せていた。

　なでしこジャパンは4月6日にアメリカと、9日にカナダまたはブラジルと対戦する予定となっている。