ベンゲル、監督時代に加入熱望の現役アーセナル選手は?「狂ったように獲得に向けて戦った」

アーセン・ベンゲル氏【写真:ロイター】
アーセン・ベンゲル氏【写真:ロイター】

ウーデゴールの獲得を逃した当時を振り返った

 イングランド1部アーセナルの指揮を執っていたアーセン・ベンゲル氏は、自身が指揮を執っていた当時、現在のアーセナルに所属している選手の獲得を熱望していたと明かしている。英紙「メトロ」が報じた。

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 ベンゲル氏が獲得を熱望していたのは、ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールだ。10代の頃からその才能を絶賛された逸材は、欧州中のビッグクラブが獲得を目指していた。当時はアーセナル入りを断ったウーデゴールだが、25歳になってきたロンドンのクラブに加入。昨年にはクラブとの契約を2027年まで延長した。

 その際にウーデゴールは「新しい契約を結ぶことは、多くの理由から簡単なことだった。最大の理由は、このクラブの現在の取り組みがとても特別なこと。そして、僕はその一部になりたいんだ。今後どうなるのか、本当に楽しみだ。自分の家と呼べる場所、落ち着ける場所をここで見つけられたんだ。僕は16歳の頃から移籍を繰り返してきたから、ほかの人たちと話は違うかもしれない。アーセナルでは、初日から素晴らしい気分だったし、ここが自分の家だ。クラブで働いている全員に感謝したいし、ファンタスティックなサポーターにもね。この先の数年間、クラブに成功をもたらせるように全力を尽くし続けるよ」と、語っている。

 現在はアーセナルに満足しているウーデゴールだが、ベンゲル氏は「私たちは狂ったように彼の獲得に向けて戦った。彼を練習に迎えたが、スティーブ・モロウが父とともに彼を連れてきたのを覚えている。彼は私に(セスク・)ファブレガスを思い起こさせた。良い視野を持っていたし、テクニックのクオリティー的にも良かった。すぐにトップチームの選手とも渡り合えた。特別なものが彼には見えたけれど、最終的に彼はレアル・マドリードへ行ってしまった」と、獲得を逃した当時を振り返った。

 レアル・マドリードでは分厚い選手層にも阻まれ、活躍できなかったウーデゴールだが、ローン移籍先のスペイン1部レアル・ソシエダで才能を開花。そして、現在はアーセナルのキャプテンとして活躍を続けている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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