絶好調マック・アリスター、リバプール同僚を名指し絶賛「必要とする落ち着きをもたらす」
ブライトンを2-1で撃破し首位に浮上したリバプール
イングランド1部リバプールは3月31日、プレミアリーグ第30節でブライトンと対戦し、2-1で逆転勝利を収めた。日本代表MF遠藤航もフル出場で勝利に貢献したなか、決勝点をアシストし、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターは、リバプールのアカデミー出身である21歳DFジャレル・クアンサーを絶賛している。
試合開始早々の前半2分にいきなりの先制点を奪われたリバプールだったが、同27分にコーナーキック(CK)の流れから最後はFWルイス・ディアスが押し込んで同点とすると、後半20分にはMFドミニク・ソボスライの速いパスを受けたマック・アリスターが間髪入れずにペナルティーエリア内へスルーパスを送ると、FWモハメド・サラーが流し込み、鮮やかな逆転勝利を飾った。
遠藤がアンカーに定着して以降、マック・アリスターは主戦場のインサイドハーフで傑出した輝きを放っており、首位に浮上したチームにとって不可欠な存在となっている。この日も決勝点のアシストだけでなく、攻撃の中心として研ぎ澄まされたゲームメイク力を示し、マン・オブ・ザ・マッチにも選出されている。
そんななか、ブライトン戦後のインタビューで、マック・アリスターは公式戦5試合連続で先発を飾っている若手のクアンサーについて、「彼は素晴らしかった。ファン・ダイクとともに成し遂げている仕事ぶりは、チームにとって重要だ。なぜなら、それが我々らしくサッカーをするために、必要とする落ち着きをもたらしてくれるからだ。ボール保持の時も見事だった。彼のことを嬉しく思う」と名指しで称賛している。
負傷離脱の多いDFイブラヒマ・コナテのバックアッパーの役割を担っているクアンサーだが、記事ではブライトン戦でクアンサーは114本のパスを記録しており、今季のプレミアリーグで2番目に多い数値であったことを説明。また、パス成功率は89.5%と高精度であることも指摘している。最終ラインからボールを持ち運ぶ攻撃参加はリバプールの確かなアクセントとなっており、今後ワールドクラスへと飛躍するポテンシャルを十分に備えている。
(FOOTBALL ZONE編集部)