遠藤×相棒MF、リバプール“完璧コンビ”に現地称賛「エンドウの隣でプレーすることでより前に」
遠藤とマック・アリスターの関係性は英が注目
イングランド1部リバプールのアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターと日本代表MF遠藤航は優れた補完性を持った完璧なコンビとして称賛を集めている。
リバプールは現地時間3月31日のプレミアリーグ第30節ブライトン戦で2-1の勝利を収めた。日本代表MF遠藤は2試合連続の先発フル出場を果たした。前半早々に先制許す展開となったが、前半のうちに追いつき、そして後半にアルゼンチン代表MFマック・アリスターのアシストからエジプト代表FWモハメド・サラーが決勝点を挙げて逆転した。
10番を背負うマック・アリスターは今季新加入ながら今や不動のレギュラーとなっており、英国メディアでも絶賛が相次いでいるが、この選手への評価の際には必ずといっていいほど同じく今季加入の遠藤への言及が含まれている。今やリバプールにとって必要不可欠なコンビとなっている。
リバプール公式サイトによれば、クラブOBのニール・メラー氏はマック・アリスターの活躍についてこのように語っていた。
「我々(リバプール)の決勝点はトップゴールだ。マック・アリスターからの華麗なパス、モー・サラーのトップフィニッシュ。マック・アリスターについて忘れてならないのは、彼はアルゼンチンからの長いフライトから戻ってきたばかりだったということだ。素晴らしい。彼のビジョンは信じられないほど素晴らしい。エンドウの隣でプレーすることで彼はより前に出ることができ、試合に影響を及ぼしている」
加入当初はアンカーでプレーしていたマック・アリスターが、守備力の優れた遠藤がアンカーとして定着後は、一列前でより攻撃的なタスクをこなすようになり、正確無比なパスなどより長所を生かせるようになった。
英公共放送「BBC」も同様にマック・アリスターを称えるうえで遠藤が台頭した影響に触れている。
「彼はリバプール最高の選手であり、現時点ではほぼすべての試合で最も重要な選手となっている。ワタル・エンドウが6番のポジションに戻ってきて以来、マック・アリスターは8番としてよりクリエイティブな役割を担うことができるようになった。このアルゼンチン人は魅力的な選手だ」
ベストポジションで輝きを放つマック・アリスターと、その活躍を黒子として支える遠藤。熾烈なタイトル争いが続くなかで、このコンビの出来がチームの命運を握ると言っても過言ではないのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)