鎌田大地、ラツィオ残留の可能性浮上 評価上昇で「指揮官が来季スカッドに残す」と伊報道
トゥドール新監督が鎌田の残留を希望か
イタリア1部ラツィオの日本代表MF鎌田大地は現地時間3月30日、セリエA第30節ユベントス戦に先発出場。後半34分までプレーし、1-0の勝利に貢献した。イゴール・トゥドール新監督が就任し状況が大きく変わろうとするなか、この一戦が去就のターニングポイントになる可能性があるようだ。イタリア現地メディアが報じている。
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昨夏にラツィオ加入も、前指揮官マウリツィオ・サッリ氏の下では不遇が続いていた鎌田。ところが、3月13日にサッリ氏の電撃辞任が発表されると状況が変わる。1試合を暫定監督体制で乗り切ると、その後に現役時代はクロアチア代表やユベントスなどでプレーしたトゥドール氏が正式に就任。初陣となったユベントス戦で鎌田は、3-4-2-1のダブルボランチの一角としてスタメンに送り込まれた。
鎌田が80分近くプレーしたのは、11月25日の第13節サレルニターナ戦(アウェー/1-2)以来。序列上昇を予感させる活躍を受け、現地メディア「LAZIONEWS24」はこのほど「鎌田とラツィオ、日本人MFの将来に驚くべきターニングポイントの可能性」と題し、去就は“残留”に向かうと予想した。
記事は、トゥドール氏の新監督就任によって「移籍マーケットに並ぶカードが変わる」とし、放出される人員が一度白紙に戻ると指摘。またユベントス戦が行われるよりも以前に、「クロアチア人指揮官が鎌田を来季もスカッドに残す希望があることをクラブに申し出た」と伝えている。
一方で、去就にいまだ不透明さが残っていることにも言及。記事は「シーズンの残りが勝負。鎌田は残留の資格を証明できればラツィオとの2年延長オプションが自動的に発動される」とし、引き続きアピールが求められる立場であるとの見方を示した。
(FOOTBALL ZONE編集部)