マンC完封のアーセナル堅守を英解説陣評価「あれほどシティを苦しめたチームは見たことがない」
試合は0-0ドローもアーセナルの守備力に惜しみない賛辞
イングランド1部アーセナルは現地時間3月31日に行われたプレミアリーグ第30節でマンチェスター・シティと敵地で対戦し、0-0で引き分けた。シティの強力な攻撃陣を完封したアーセナルの守備を元イングランド代表DFギャリー・ネビル氏や元アイルランド代表MFロイ・キーン氏など、英衛星放送「スカイ・スポーツ」の解説陣が称賛していた。
エティハド・スタジアムで行われたシティとアーセナルによる上位直接対決はお互いに得点を許さない堅い試合となり、90分間スコアレスで終了。同日の試合でリバプールがブライトンに2-1で勝利したため、勝ち点67でリバプールが首位に浮上。同65のアーセナルが2位、同64のシティが3位となった。
英衛星放送「スカイ・スポーツ」解説のネビル氏は「2人のセンターハーフ(センターバック)はファンタティックだった。彼らはすべてをヘディングで跳ね返し、団結してハーランドを封じた。タイトな守りで、相手を寄せ付けない昔ながらの守備戦術だった」とフランス代表DFウィリアム・サリバとブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスのセンターバックコンビを中心とし、チーム一丸となってシティを抑え込んだアーセナルの守備力に惜しみない賛辞を送った。
「アーセナルは彼らをとても苦しめたと思う。ファイナルサードであれほどマンチェスター・シティを苦しめたチームを見たことがない。わずかなスペースも与えていなかったように見える。アーセナルの守備は格別だったよ」
同じく解説のキーン氏も「彼らは昨年よりもフィジカル的にとても強くなっている。間違いなくよりアスリート力の高いチームになった。プレッシャーにも上手く対応している。クリーンシートは素晴らしく、(シティは)枠内シュートもほとんどなかった」と、アーセナルのディフェンスを称賛していた。
この試合では日本代表DF冨安健洋が途中出場し、昨年12月31日のプレミアリーグ第20節フルハム戦以来およそ3か月ぶりにプレミアリーグで復帰を果たした。突破力に優れたベルギー代表FWジェレミー・ドクとのマッチアップでも堅実な守りを披露し、クリーンシートに貢献した。
ここまで24失点はリーグ最少。20年ぶりのリーグ制覇に向けて突き進む“ガナーズ”の堅守は現地解説陣から絶大な評価を受けていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)