多くの時間を戦術練習に使う現監督コンテ　「何をすべきかみんな把握している」

　プレミアリーグ首位を独走するチェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールが、好調のチームを牽引するアントニオ・コンテ監督と昨季途中で解任された現マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督との決定的な差を説明し、コンテ監督の優秀さを際立たせている。

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　アザールは衛星放送「スカイ・スポーツ」で、現在ベルギー代表のアシストタントコーチを務めるティエリ・アンリ氏と対談。モウリーニョ監督は2014年シーズンにリーグ優勝を果たしたが、昨季チームは2部降格危機を迎え、空中分解状態のまま解任された。

　今季コンテ監督は3−4−3システムを定着させると圧倒的な強さを示している。カリスマ性を誇る前任者と闘将の違いについて、アザールは明らかな違いが存在すると明かす。

「戦術練習だ。コンテはより多くの時間をそれに取り組んでいる。ピッチ上で正確に何をすべきかみんな把握している。どこに走らなければいけないのか。ディフェンダーもどう動くのか理解している」

　コンテ監督は緻密な戦術練習を繰り返して共通理解を深めている一方で、モウリーニョ監督には足りない点があったようだ。アザールは次のように厳しく指摘している。