ウェストハムMFカルバン・フィリップスが応戦

　イングランド1部ウェストハムは現地時間3月30日、プレミアリーグ第30節のアウェー・ニューカッスル戦で3-4と敗れた。この試合後、ウェストハムに所属するイングランド代表MFカルバン・フィリップスが、野次を飛ばしたサポーターに対して中指を立て話題を呼んでいる。

　現在28歳のフィリップスはリーズの下部組織出身で、2014年にトップチームへ昇格。マルセル・ビエルサ監督の下で飛躍を遂げると、22年夏に移籍金4900万ユーロ（約80億円）でシティへと移籍した。しかし、シティでは実力を発揮できず、今冬にウェストハムへ期限付き移籍となった。

　ウェストハムでも主力定着とはいっていないフィリップスは、ニューカッスル戦で後半24分から途中出場。しかし、自陣ペナルティーエリア内で相手を倒してしまいPKを献上し1点差に詰め寄られると、その後逆転を許し、ウェストハムは3-4で敗れた。

　試合後フィリップスはチームバスに乗り込む際、1人のサポーターから「役立たず」と罵声を浴びせられると、車内から中指を立てて応戦。そしてこれにはサポーターも「出ていけ」とさらに野次を飛ばしていた。

　この様子がSNS上で拡散され、英紙「デイリー・メール」では「フィリップスは、サポーターから罵られたことに怒り、中指を立てた」と言及。また、英サッカーメディア「CAUGHT OFFSIDE」も「ファンの暴言に対して中指を立てている様子が撮影された」と報じている。

　さらにSNS上では、「フィリップスもだがファンも酷い」「互いにみっともない」「シティに帰った方が良い」「もう出番ないかもね」と、コメントが寄せられている。