クロップ後任候補、英メディア5人選出 元J監督の名前も…「事実上成功を収めてきた」
X・アロンソ監督がレバークーゼン残留で後任人事に現地注目
イングランド1部リバプールの後任監督候補の1人とされていたドイツ1部レバークーゼンを率いるシャビ・アロンソ監督が、来季も同クラブで指揮を執ることを明言。イングランド名門を率いるドイツ人指揮官ユルゲン・クロップ監督の後任人事が俄然注目を浴びるなか、英メディアが5人の候補者を選定した。
クロップ監督は19-20シーズンにプレミアリーグ優勝を果たすなど、数々のタイトルをクラブにもたらしてきた。そのなかで、昨年11月にクラブのオーナーに対して今季限りで退任する意向を伝達。そのなかで来季以降の指揮官候補の1人としてレバークーゼンを今季リーグ無敗の首位に導いているX・アロンソ監督が挙がっていた。
しかしX・アロンソ監督は、リーグ戦(ホッフェンハイム戦)前日会見で記者団に対し「レバークーゼンに残ることを決めた。ここはコーチとして成長するのに最適な場所だと感じている。私はそれを感じなければなりません、そして今、私はここが正しい場所だと感じています」と、来季も引き続き指揮を執ることを明言した。
これを受けて英紙「インディペンデント」はクロップ監督の後任候補となり得る5人を選出。日本代表MF三笘薫が所属するのイングランド1部のブライトンロベルト・デ・ゼルビ監督、同MF守田英正が所属するポルトガル1部スポルティングのルベン・アモリム監督の2名に加え、イタリア1部インテルのシモーネ・インザーギ監督、トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督、そして、ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督をピックアップした。
元J1横浜F・マリノス、スコットランド1部セルティックの指揮官ポステコグルー監督は、今季からトッテナムを率いて間もないが「ロンドンでの成功を受けてトッテナムを離れる可能性は低いように思われるが、このオーストラリア人は幼い頃からリバプールファンであり、長く多様なキャリアの中で事実上あらゆる役割で成功を収めてきた」と、名門クラブからのラブコールで心が揺らぐ可能性に触れた。
インザーギ監督は、インテルを昨季UEFAチャンピオンズリーグ準優勝に導いた実績や今季セリエAで首位を快走させている手腕が評価対象に。昨年9月にドイツの指揮官に就いたナーゲルスマン監督は「バイエルン・ミュンヘンでの任期の終盤は少し険悪になったが、ホッフェンハイムとRBライプツィヒで成功を収め、かつてヨーロッパサッカー界で最も注目された監督だった」と、ポテンシャルの高さを選定の根拠として伝えられた。
(FOOTBALL ZONE編集部)