東京V、 J1復帰も“5戦未勝利”の現実 監督反省「失点0の試合がない」「全員で一旦見直す」

東京Vを率いる城福浩監督【写真:徳原隆元】
東京Vを率いる城福浩監督【写真:徳原隆元】

城福監督「前半45分が悔やまれる」も選手を「良く追い付いた」と労う

 東京ヴェルディは3月29日、J1リーグ第5節で京都サンガF.C.と対戦し2-2と引き分けた。試合後に城福浩監督は「相手のプレッシャーに屈した。前半45分が悔やまれる」と語った。

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 アウェーの京都が前半22分、同26分と立て続けにゴール。一気に2点ビハインドを追い、ホームで苦しい展開となった東京V。それでも後半35分、左サイドで積極的に仕掛けていたFW山見大登がエリア内で倒されてPKを獲得する。キッカーのU-23日本代表FW染野唯月がきっちりと決めて自身今季初ゴールで1点を返す。

 すると後半アディショナルタイム3分だった。MF齋藤功佑がゴール前に速いボールを入れると、これに染野が反応。自身の2得点目でチームを敗戦から救い、東京Vは土壇場で2-2ドローに持ち込んだ。

 城福監督は「相手のプレッシャーに屈した。前半45分が悔やまれる」としながらも「前半の相手の球際の強さに対し、どう相手を広げていくか。我々がどう戦っていくか。課題としては浮き彫りになった」と反省点具体的に挙げる。そのうえで選手へ「良く追い付いた」とドローに持ち込んだ根強さを称えた。

 また「まだ失点0の試合がない。我々はチーム全員で守って失点の少ないチーム。そこから我々の時間を増やしていくという意味ではJ1では失点0を成し遂げさせてくれていない」と5戦未勝利の現実に向かい合い「ここはまた全員で一旦見直して、攻撃は後半のようなサッカーをもっと増やしていく」と今後の立て直しを誓っていた。

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