東京V、染野唯月が今季初ゴール含む2得点! 京都に土壇場ドローも16年ぶりJ1勝利ならず
ホーム東京Vの得点源だった山田、木村は不在
東京ヴェルディは3月29日、J1リーグ第5節で京都サンガF.C.と対戦。前半に2点を挙げたのは京都だったが、後半に反撃に転じた東京VのU-23日本代表FW染野唯月が2点をもぎ取り、2-2ドローで試合を終えた。
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最初にビッグチャンスを作ったのはアウェーの京都だった。前半3分、最終ラインからのロングボールをFWマルコ・トゥーリオが1タッチで流す。これに反応したFW豊川雄太が抜け出してGKとの1対1を制してゴールネットを揺らした。しかし、豊川がオフサイドの位置にいたとしてゴールは認められなかった。
京都は前半16分にも東京VのGKマテウスのキックミスからチャンスを作り、ショートカウンターを仕掛ける。最後はFW原大智が左足でゴールを狙ったが、マテウスが正面で抑えた。
パスがつながらず、ボールを前へ運べない東京Vに対して、京都が押し込む時間帯が続く。そして前半22分には豊川が後方からのロングボールを胸トラップ。DFが寄せてこないなかで、ワンバウンドしたボールを右足で叩くと、ボールは無回転でゴールに向かっていき、クロスバーの下を叩いて決まった。先制した京都は、その4分後にもMF松田天馬の縦パスをエリア内で受けた原が右足でゴールに決めて、一気にリードを2点に広げた。
なかなかチャンスを作れなかった東京Vも、前半33分にセットプレーでトリッキーな動きを見せて京都のラインを揺さぶり、ゴール前に入れたボールからエリア内でDF深澤大輝がシュートを放ったが、GKク・ソンユンに防がれた。京都もMF佐藤響のループシュートやトゥーリオのカットインからのシュートなど、チャンスを作ったが、3点目は挙げられないまま、前半を終えた。
後半の立ち上がり、京都は右サイドからDF福田心之助が仕掛け、ゴール前に速いボールを入れる。東京VのDF谷口栄斗が反応して触ったボールが、あわやオウンゴールとなったが、わずかに左に外れた。
ハーフタイムで2人の選手交代を行った東京Vは、後半5分にこぼれ球を拾ってゴールに向かおうとしたMF松橋優安が倒されてFKを獲得する。DF山田楓喜がレンタル元の京都戦ということで出場できないなか、染野が直接ゴールを狙ったが、縦回転でギリギリ壁を越えたボールは、わずかに左に外れた。後半12分にも中盤で前を向いたMF森田晃樹がスルーパスを送り、染野がシュートを放ったがGKク・ソンユンに止められる。
後半15分に京都は、豊川が右太腿裏を気にしてピッチに座り込み、そのままFW宮吉拓実と交代になった。東京Vも同じタイミングで深沢を下げ、FW山見大登を投入する。東京Vが押し込む展開になったが、エリア内までボールを運んでもシュートは打てない。それでも同33分には、左サイドで積極的に仕掛けていたFW山見大登がエリア内で倒されてPKを獲得。このPKを染野が決め、東京Vが1点差に詰め寄った。
攻め続けた東京Vは、後半アディショナルタイムに右サイドからMF齋藤功佑がゴール前に速いボールを入れると、これに染野が反応。同点ゴールを決めた。このまま試合は2-2で終了。東京Vが土壇場で追いつき、2試合連続で勝ち点1を手にしている。