J1セットプレーが話題! 3度のフェイントで相手混乱…苦戦打開のFKに注目
ホーム東京Vの得点源だった山田、木村は不在
東京ヴェルディは3月29日、この日、唯一開催されたJ1リーグ第5節の試合で京都サンガF.C.とホームの味の素スタジアムで対戦した。今季16年ぶりにJ1昇格を果たした東京Vだが、ここまで2分2敗と未勝利。この試合でも前半26分までに2点のリードを許し、ボールを前方に送れずに苦しい試合展開となっていた。
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なかなかチャンスを作れないなか、前半33分にはセットプレーのチャンスを得る。ピッチの右寄り、ゴールからは距離のある位置だったが、DFを含めてゴール前に上がっていった。
エリア内にターゲットとなる選手が集まったなかで、ボールの前にはMF翁長聖と、MF見木友哉が立つ。まずは左足でボールを蹴ろうとする翁長がボールに向かう素振りを見せたが、京都のラインが下げたのを見て動作を止める。続いて見木が右足でボールを蹴ろうとするが、こちらも蹴る直前でストップ。再び翁長がボールに向かい、左足でボールを蹴る素振りを見せたが、またもボールを蹴らず。3度のキックフェイントを挟み、見木がようやく助走からゴール前に右足でクロスを入れた。
このボールをDF谷口栄斗がヘッドで折り返したところ、こぼれ球になり、DF深澤大輝が右足でシュート。強烈なボールはゴール前に戻った京都のFW原大智に当たったが、GKク・ソンユンが懸命にブロック。そのこぼれ球を競り合って東京Vはファウルを取られたが、前半で最もゴールに迫った場面となった。
16年ぶりのJ1で苦戦が続いている東京V。工夫を見せたセットプレーからゴールを狙ったプレーとなっている。