フットサル日本代表がアジア杯メンバー発表 W杯出場権懸け“木暮ジャパン”14名招集
GKピレス・イゴールがサポートメンバーとして大会中にもチームに帯同
日本サッカー協会(JFA)は3月28日、来月17日に開幕するAFCフットサルアジアカップに臨むフットサル日本代表メンバーの14名を発表した。
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今回のフットサルアジアカップはインターナショナルデイズに開催されないこともあり、海外組の複数の選手は初めから招集ができない状況になっている。それもあり今年2月に行われたポルトガル遠征に招集されたスペイン1部FCバルセロナのFP原田快やFP逸見勝利ラファエルはメンバーから外れた。ポルトガル遠征のメンバーがベースになっているなか、原田が着けていた12番をつける選手としてFP甲斐稜人が選出された。
今大会で4位以内に入れば、今年ウズベキスタンで開催されるFIFAフットサルW杯の出場権を獲得できる。アジアカップがW杯予選を兼ねることになるのは、2016年大会以来のこと。2016年の時は、当時アジアカップ2連覇中だった日本が準々決勝で敗れてしまい、優勝はおろか5位以内に与えられたフットサルW杯の出場権の獲得も逃した。今回は、この時以来となるW杯の予選を兼ねた大会になる。
大きなプレッシャーのかかる大会に、前回大会優勝国として臨む木暮ジャパンだが、木暮賢一郎監督は「12年ぶりに自力でのW杯予選を突破する大会になります。2016年に悔しい思いをしたことはフットサル界全体に、今も悔しさとして持っている方たちがいる。自分もその1人で、忘れたこともありません。選手に対しても、1次予選でその話をしたこともあるが、僕自身も少しずついろいろな経験を重ね、年齢を重ねているなか、今聞かれて答えるとすると、そういう思い十字架みたいなのを選手たちは背負う必要はない。そんなことを気にせずに、逞しく戦ってほしいというのが率直な思い」と言い、「大きなプレッシャーや呪縛を感じずに思い切り、力を開放して戦わせてあげたいというのが今の思い。プレッシャーを感じるのは、私だけでいい。選手たちは開放して取り組んできたことをすべて出してほしい」と、コメントした。
なお、フットサル日本代表は30日から国内でトレーニングキャンプを行い、来月7日にフットサルアジアカップの開催地であるタイへ向けて移動する。タイでは、ミゲル・ロドリゴ元日本代表監督が率いるタイ代表などと国際親善試合を行い、本大会に向けて準備を進める。
アジアカップでは、グループステージでキルギス、韓国、タジキスタンと対戦し、上位2チームに入れば準々決勝に進出することとなる。
以下、フットサル日本代表メンバー
▽監督
木暮賢一郎
▽GK
2 黒本ギレルメ(しながわシティ)
1 フィウーザ・ファビオ(湘南ベルマーレ)
▽FIXO
5 オリベイラ・アルトゥール(深圳南嶺鉄狼=中国)
4 石田健太郎(バルドラール浦安)
3 山田凱斗(インテル・モビスターFS=スペイン)
▽ALA
6 吉川智貴(名古屋オーシャンズ)
13 長坂拓海(バルドラール浦安)
8 堤 優太(しながわシティ)
12 甲斐稜人(名古屋オーシャンズ)
10 金澤 空(名古屋オーシャンズ)
7 山中翔斗(ペスカドーラ町田)
▽PIVO
14 新井裕生(しながわシティ)
9 平田ネトアントニオマサノリ(サンタ・コロマ=スペイン)
11 清水和也(名古屋オーシャンズ)
4月6日までチームに帯同するサポートメンバー
▽GK
ピレス・イゴール(バルドラール浦安)※
▽FP
伊集龍二(名古屋オーシャンズ サテライト)
柴山圭吾(バルドラール浦安)
青島竣平(ペスカドーラ町田)
羽生恒平(フウガドールすみだファルコンズ)
※ピレス・イゴールは、サポートメンバーとしてAFCフットサルアジアカップ2024にもチームに帯同する。